飲む育毛剤とはどのようなものなのか!効果がある薄毛も解説!

育毛剤というと、頭に数滴振りかけて使うイメージがあります。しかし、効果が非常に穏やかなので効いているのかわからないうちに、使用をやめてしまった方も多いのでは?

「飲む育毛剤があれば、お薬感覚で続けられるのに」と思っている方に朗報です。実は、飲む育毛剤は存在するのです。この記事では、飲む育毛剤とはどのようなものか、そのメカニズムを解説します。

 

飲む育毛剤とはどんなものなのか

飲む育毛剤とは、内服タイプの発毛医薬品のことを言い、発毛剤と呼ばれることもあります。育毛剤というと、独特のにおいが発生し効果も非常にじんわり。大抵が医薬部外品に属していて、ドラッグストアで誰でもカンタンに購入することができるというイメージがあります。

しかし、飲む育毛剤は医薬部外品ではなく医薬品なので、医師の処方なくしては手に入れることができません。

日本における飲む発毛医薬品の代表格がプロペシアとザガーロです。プロペシアは、有効成分フィナステリドが配合された医薬品で、ザガーロは有効成分デュタステリドが配合された医薬品。どちらも厚生労働省が認めた医薬品なので、数多くの方が効果に満足しているハイレベルの育毛剤です。

どちらも始めは前立腺肥大症に効果がある医薬品として開発されたものなのですが、患者の証言とその後の研究により、男性型脱毛症の方の毛髪の成長が確認され、発毛医薬品としての開発が開始されました。

フィナステリドは1997年には、アメリカのアメリカ食品医薬品局(FDA)にて認可され、その効果に期待がかかっています。その後、フィナステリドは順調に世界に広まり、2006年現在、全世界60カ国で認可。日本でも厚生労働省から2005年10月にフィナステリドが承認されています。

一方、デュタステリドはアメリカやヨーロッパから発毛医薬品としての承認は受けておらず、2009年に韓国、2015年に日本で承認を受けただけ。日本を含み2カ国でしか認可されていないレアな有効成分なのです。

ちなみに、フィナステリドは2008年までスポーツにおけるドーピング剤として登録されており、ドーピングが発覚すると同時に薄毛であることがバレるという二重ショックを受ける事件が報告されています。

有名なケースだと、オーストラリアの元代表選手スタン・ラザリディスがドーピング検査で陽性反応を示し、発毛医薬品を飲んでいることがバレてしまったという話がありました。

 現在ではフィナステリドはドーピング剤としての登録が外れているため、スポーツ選手も安心して薄毛治療ができるようになりました。

 

飲む育毛剤が効果を発揮するメカニズムは?

 飲む育毛剤(発毛剤)が効果を発揮するのは、男性型脱毛症(AGA)という症状です。AGAは薄毛で悩む日本人男性の9割が発症していると言われるメジャーな脱毛症。年齢によっては、壮年性脱毛症と呼ばれる場合もあります。

 AGAは悪玉男性ホルモン、ジヒドロテストステロン(DHT)が原因しています。DHTは本来、母体で男性器が成長するのに必要なホルモンなのですが、産まれてからはAGAや前立腺肥大症など悪影響ばかりが現れ始めます。AGAとは、このDHTが男性の毛乳頭にある男性ホルモンレセプターと結合することで脱毛が促進されてしまう症状をいいます。

髪の成長は、毛周期(ヘアサイクル)に従っています。ヘアサイクルは、成長期→退行期→休止期→脱毛期の順で進行し、脱毛期を迎えた髪は新たに生まれた成長期の髪に押し出されるように抜けていくのです。しかし、DHTが成長期の髪の男性ホルモンレセプターに結合してしまうと、成長期途中でもヘアサイクルが退行期や休止期に強制的に移行されてしまいます。ヘアサイクルは逆行することが出来ないため、満足に成長しないまま髪は抜けていくのです。これがAGAです。

さて飲む育毛剤の話に戻りますが、AGAにはフィナステリドやデュタステリドが効果を発揮します。悪玉男性ホルモンDHTは、善玉男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼによって変換されることで産生されます。フィナステリドやデュタステリドは、この5αリダクターゼの活性を抑える働きがあるのです。DHTさえ結合しなければ、ヘアサイクルが乱れることがなくなるため、薄毛に効果的なのです。

 5αリダクターゼには2種類あり、フィナステリドが効果的なのが2型5αリダクターゼ、デュタステリドは両方の5αリダクターゼに効果があります。基本的に頭皮に関係しているのは2型なので服用はフィナステリドで十分なのですが、稀に2型を抑えたときに1型が代わりに産生されることもあるので、その際はデュタステリドを服用します。

 

飲む育毛剤を服用するときの注意点は?

飲む育毛剤フィナステリド、デュタステリドを服用するときには注意点があります。ひとつが副作用、そしてもう一つが入手方法です。

飲む育毛剤は医薬品というだけあって、副作用に気をつけなくてはいけません。以下でフィナステリド、デュタステリドの副作用を紹介します。

・肝機能障害

飲む育毛剤は肝臓に非常に強い負担をかけます。肝機能が弱い人や肝臓の疾患に掛かっている人は服用しないほうがいいでしょう。

・性欲減退、勃起不全

元々が前立腺肥大の治療に使われていた医薬品だけあって、生殖器関連の副作用にも気をつけなくてはいけません。また、ホルモンに関わる薬品なので、女性が服用してはいけません。特に妊娠中の方は、経皮摂取してしまうので注意しましょう。

・抑うつ

男性ホルモンに関連する薬品なので、精神を安定に関わる副作用が発症する可能性もあります。特に生きるエネルギーを無くし、身体に不調が現れる抑うつ状態には注意が必要です。

以上が飲む育毛剤を服用することで発生の恐れがある副作用です。副作用と思われる症状が現れた場合は、即座に服用を止め、取り返しがつかなくなる前に医師に相談してください。

 

もうひとつの注意点は、入手方法です。

飲む育毛剤は医薬品なので、基本的には医師の処方によって入手することしかできませんが、個人輸入によって海外経由で入手することもできます。医師の処方を受ける必要がなく、安価で購入できるのですが、この個人輸入には非常に危険なリスクがあります。

医薬品を個人輸入で手に入れたときのリスクは、偽造品です。日本にいると偽造品なんてまずありえませんが、育毛剤の最先端を行くメーカーは途上国にあることも多く、その結果、偽造品が横行しているのです。

偽造品だから効果がない、というだけなら可愛いもの。身体に合わなかったり、予期せぬ副作用が発生してしまったりという可能性もあるのです。こうなったら最悪です。慌てて医師に相談しても、成分がよくわからないので即座に対処することができません。

また、飲む育毛剤は用法用量が人によって異なるため、医師による判断を仰がずに服用するのは危険です。個人輸入は止めておきましょう。

 

まとめ

・飲む育毛剤は全世界60カ国で承認、日本でも厚生労働省で認可されている。

・飲む育毛剤が効果的なのは、男性型脱毛症(AGA)で、AGAは悪玉男性ホルモンDHTによって毛周期が乱れることで起こる。

・DHTは善玉男性ホルモンが5αリダクターゼに変換されて産生される。飲む育毛剤は、5αリダクターゼの活性を抑える働きがある。

・飲む育毛剤は副作用があるため、それだと考えられる症状が発生したら、すぐに医師に診てもらう。


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