女性の育毛の方法は?生活習慣改善~医療機関での治療まで

女性の育毛の方法は?生活習慣改善~医療機関での治療まで

髪の悩みを持つ女性が少なくない中、最近では薄毛の原因もだんだんと分かってきています。それにともなって、健康な髪を育てるのに必要なケア方法も知られるようになり、女性の薄毛に有効とされる育毛剤や治療法も増えてきました。 ここでは、女性の育毛を助けるための生活改善法やヘアケアの方法をまずご案内し、育毛剤や病院で受けられる治療についてもご紹介していきます。髪に良い習慣や専門治療を知って、健やかな髪の生育を目指しましょう。

育毛を助ける生活習慣とその方法とは?

多くの抜け毛や薄毛は、髪が生えてから抜けるまでの一定のサイクル「ヘアサイクル」が乱れることで起こります。髪が生え成長する「成長期」、成長がゆるやかになる「退行期」、抜けるのを待つ「休止期」を繰り返すのが正常なヘアサイクルです。髪が抜けるのを待つ間、その下では新しい髪が育ちます。しかし、ヘアサイクルが乱れてしまうと、育つはずの髪が育たず、髪が抜けた後に新たな髪が生えないことがあります。これが、薄毛の1つの原因です。 ヘアサイクルは、加齢の他、生活習慣の乱れやストレス、栄養不足、ホルモンバランスの乱れなどによって異常をきたします。ヘアサイクルを正常に戻して健康な髪を取り戻すためには、まず、生活習慣を見直すところから始めましょう。

生活リズムを改善する

不規則な生活を送っていると、自律神経が乱れたり、ホルモンバランスが崩れたりしてしまい、抜け毛に繋がる可能性があります。規則正しい睡眠と、適度に身体を動かすことを心がけましょう。

・睡眠は6時間以上
髪の毛を育てるのに大切な役割をする成長ホルモンは、眠っている間に分泌されます。特に0時から2時の時間帯には成長ホルモンが盛んに分泌されるといわれていますから、この時間帯には深く眠っている状態が理想的です。そのためには、遅くとも日付が変わる前には就寝する習慣を身に付けましょう。

・適度な運動が大切
運動不足になると太りがちになります。太った状態の身体は、血行が悪くなったり皮脂を過剰に分泌しやすくなったりするため、髪や頭皮にとって良い状態とはいえません。適度な運動やトレーニング方法で脂肪を落とし筋肉の量を増やすことで、血行や代謝の促進を目指しましょう。

育毛の土台を作る食生活

身体を作るもとになるのは食べ物から摂取する栄養素です。健康な髪を生育するためにも、食生活を見直すことは大切です。

・育毛に悪影響を与える食べ物はある?
髪や頭皮の健康のためには、栄養を行き渡らせるための血流がスムーズであることが必要です。冷たい食べ物は血行を悪くするため、とり過ぎには注意しましょう。 油脂分を多く含む食べ物や糖分が多い食べ物も、皮脂の分泌を増やす恐れがあるため適度に食べるようにしましょう。 アルコールのとり過ぎも薄毛の原因になることがあります。アルコールの分解に多量の栄養を消費した結果頭皮に栄養が行き渡らなかったり、睡眠を浅くする作用があったりと、頭皮や髪にとって悪影響になる場合があるのです。お酒の飲みすぎには注意して、ほどほどの量を楽しみましょう。

・育毛のためにとりたい食べ物は?
髪の毛の健康にいい影響を与えるといわれる食べ物もあります。主なものをご紹介しましょう。

(1)たんぱく質
たんぱく質は髪を形成する重要な成分です。たんぱく質を多く含む魚類や適量の肉類、乳製品、卵、大豆製品などをしっかりと摂取しましょう。

(2)ビタミン
ビタミンAやEには血行を促進する作用があります。トマトやホウレン草などの緑黄色野菜の他、アーモンドなどのナッツ類、ゴマなどにも豊富に含まれています。

(3)亜鉛
髪を作るために欠かすことができない栄養素が亜鉛です。亜鉛を多く含む食材はレバーや牡蠣などです。

(4)イソフラボン
女性の薄毛対策で重要なのは、女性ホルモンのバランスを整えることです。イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをもっています。イソフラボンが豊富な大豆を食事に上手に取り入れましょう。

髪に良いシャンプー方法を実践しよう

日常生活で髪と密接に関係するものの1つに、毎日のシャンプー(洗髪)があります。一般的なシャンプーは、弱った髪や頭皮には刺激が強すぎることがあります。さまざまな育毛用のシャンプーが販売されていますので、抜け毛や薄毛が気になるときには、シャンプーを変えてみるというのも1つの方法です。 また、健康な髪を育てるためには、シャンプーの方法も重要です。頭皮や髪のためにいいとされるシャンプーの方法をみていきましょう。

《抜け毛対策のためのシャンプーの手順》

(1)髪を濡らす際は、頭皮を指の腹で予洗いし、髪についた汚れを落とします。
(2)シャンプーを適量とり、まずは後頭部につけて側頭部までを泡立てます。
(3)後頭部から襟足→耳の後ろからこめかみ→頭頂部→前頭部→額の順に洗います。
   このとき、髪の毛をむやみに摩擦しないように気を付けてください。
(4)お湯を手のひらにためながらすすぎます。
(5)一旦すすいだら、半分の量のシャンプーで同じように洗います。
   このとき、人差し指~小指の腹で頭皮を上下に動かすように洗いましょう。
(6)すすいだら、洗い残しがないか指で触って頭皮全体をチェックしましょう。

この手順で、1日1回シャンプーを行いましょう。洗いすぎは必要な皮脂まで洗い流してしまいますし、回数が少なすぎれば、皮脂や汚れが毛穴を塞ぎ、髪の生育に悪影響です。

頭皮マッサージはシャンプー前に

血行を良くすることで薄毛や抜け毛の対策になるといわれる頭皮のマッサージ。実は、シャンプー前に行うのが正しいタイミングです。髪を洗いながらマッサージをする方も多いかもしれませんが、頭皮が濡れた状態で刺激を与えると、頭皮のダメージになってしまう可能性があります。 シャンプー前に、指の腹を使って頭皮を圧して離す動きを何度か行った後、指先で軽く叩いたり頭皮を軽く前後に動かしたりしましょう。3分程度続けてマッサージします。 マッサージによって血流が促進された頭皮では、髪の毛への栄養が行き渡りやすくなります。

その他、こんな育毛方法も

生活習慣やシャンプーの見直しの他に、薬剤を使った育毛方法や医療機関での育毛治療もあります。より直接的な方法で育毛を目指したいなら、これらの方法を選択するといいでしょう。

塗る育毛剤を使用する

頭皮に塗布する育毛剤は、ドラッグストアで購入できるものや医師によって処方されるものまで、さまざまなものがあります。髪に必要な栄養を受けとる「毛乳頭」を活性化する成分を含み、髪が健やかに育つのを助けてくれるものがほとんどです。 製品や使用者によって差はありますが、1~2か月以上継続して使うことで、徐々に効果が現れてきます。製品によって価格には大きな差があり、数千円から1万円程度のものまであります。 また、含まれている成分により作用や効果の高さには差があります。現在日本で医薬品として認可されている塗る育毛剤は、有効成分ミノキシジルを配合した「リアップ(女性用:リアップジェンヌ)」だけです。同成分の海外製品「ロゲイン」も広く知られていますが、日本では承認されていない薬剤のため、個人的に購入して使用するのには安全面の不安があります。 自分の髪の状態に合った育毛剤を選び安全に使用するためには、毛髪治療の専門医に相談し、医師を通して薬剤の処方を受けるといいでしょう。

内服薬を使った治療

薄毛治療の内服薬として有名なのは「プロペシア」ですが、副作用が強く出る恐れがあるために女性の使用には向きません。妊娠をしている(可能性がある)女性が服用すると、胎児が男の子だった場合に生殖器官などに異常をきたす恐れがあります。妊娠中にプロペシアに触れるだけでも皮膚から成分が浸透して危険です。また、プロペシアは男性特有の薄毛に効果を発揮するもので、女性が服用しても効果は望めません。 女性用の薄毛治療用内服薬として処方されるのは「パントガール」という医薬品です。パントガールには、女性の薄毛に作用するアミノ酸やたんぱく質、ビタミンB群が配合されています。 パントガールの価格は、1か月服用して8,000円~16,000円程度。毎日朝昼夕に服用するだけなので、続けやすいのが特徴です。

頭皮に直接注射をする治療方法

近年注目されている育毛治療の1つに、頭皮に注射をする方法があります。特殊な注射器を使って毛根付近に直接有効成分を注入することで、より効率的に成分を届かせるという治療法です。薄毛の改善や、髪を健康な状態へと導く効果が期待できるとされています。 さらに、有効成分だけでなく幹細胞から抽出した成長因子(グロースファクター)と呼ばれる物質を注入する方法もあります。この方法では、脱毛を抑えたり育毛する効果に加えて、すでに生えなくなった毛穴からの発毛を促したりする効果が期待できるといわれています。

レーザーによる育毛治療

「モザイクレーザー」というレーザーを用いた治療もあります。レーザーによって毛母細胞に刺激を与えることで、サイトカインの流出を促す治療方法です。ヘアサイクルを整えて頭皮環境を改善し、施術後には太くコシがある髪が生えてくる効果が期待できます。薬剤を使った治療と違って副作用の心配が少なく、施術は5~10分と短時間で済むため、始めやすく継続しやすいのが特徴です。

まとめ

女性の育毛のために取り入れることができる方法は、実に様々です。

・生活習慣を改善して髪や頭皮に良いからだ環境を整える
・正しいシャンプーと頭皮マッサージを実践する
・育毛剤や内服薬を使った治療法も

大切なのは、自分自身の髪や頭皮が抱える問題を正しく把握して、適した育毛方法を取り入れることです。セルフケアでは改善が見られない場合は、医療機関で相談してみることで選択肢が広がるでしょう。

総合人気ランキング
  • 総合ランキング
  • 体験談
  • 一覧
  • 「なんとなく」で選んでいませんか?