育毛剤で抜け毛が増えるって本当? 初期脱毛のしくみと対処法

育毛に関わる「初期脱毛」という言葉をご存知ですか?初期脱毛とは、育毛剤を使用後に抜け毛が増える現象のことをいいます。薄毛を解消しようとがんばっているのに、抜け毛が増えるなんて……。育毛をする気力もなくなりますよね。でもじつは、初期脱毛は育毛にとって“いいこと”でもあるんです!今回は、「初期脱毛のしくみ」と「対処法」を紹介します。

 

   「初期脱毛」は生え変わりの準備期間!

初期脱毛とは、育毛剤の使いはじめに起こる“髪の生え変わり現象”のことです。

 

個人差があるので一概にはいえませんが、抜け毛の数は平均で一日100本程度。

多いひとだと一日、300~400本程度抜けるケースもあるようです。

 

これだけ聞いていると、なんだか不安になってきますよね。

しかし初期脱毛はそこまで恐れるものでもありません。

 

そればかりか育毛にとって、プラスになることでもあるんです!

 

どういうことなのか、まずは抜け毛のメカニズムから順にみていきましょう。

 

薄毛のメカニズム

髪は新しい髪が生えて成長する「成長期」・成長が鈍くなる「退行期」」成長が止まり抜け落ちるのを待っている「休止期」を繰り返し、生え変わっています。

これを「ヘアサイクル」といい、成長期の目安は2~6年、退行期は2週間、休止期は数か月~半年です。

 

健康で丈夫な髪を育てるには、いかにこのヘアサイクルを正常に保つかが重要。

 

男性の薄毛は10人にひとりがAGA(男性型脱毛症)に該当するといわれていますが、

じつはAGAもこの「ヘアサイクルが乱れ」が原因です。

 

AGAになる頭皮は発毛力が終わっているため、髪が成長期を維持できません。

成長途中の髪が休止期へと移行し、休止期が長くなります。

 

新しく発毛した毛も、産毛のように細く短いのが特徴。

 

弱々しい毛が多くなり、太く成長するはずだった毛が抜け落ちるため

頭皮全体が薄毛になったように感じるというわけです。

 

初期脱毛のしくみ

AGAによって成長期が短くなったところに育毛剤を塗布すると、

有効成分の影響で髪をつくる「毛母細胞」が活性化され、

今度は休止期にあった毛が成長期へと移行します。

 

「古い毛」が新しく「生えてきた毛」に、押し出されるかたちで抜けていく……これが初期脱毛のしくみです。

 

 

抜け毛が急激に増えた気がするのは、「休止期」にあった毛が有効成分の影響で一気に「成長期」へと移行するのが原因。

 

しかし抜けるのは、古く弱い毛なのであまり気にする必要はありません。

 

むしろ初期脱毛が起きるということは、新しい毛が生えてきているということ。

育毛ケアがうまくいっているとも考えられます。

 

抜け毛が増えるのはショックですが、少しの辛抱です。

新しい毛が生えるための準備期間と考え乗り切りましょう!

 

初期脱毛をおこす有効成分は「ミノキシジル」と「フィナステリド」

初期脱毛はどんな育毛剤でもおきるわけではありません。

初期脱毛による抜け毛は、毛母細胞が活性化されヘアサイクルの乱れが正常化される際におこるもの。

 

初期脱毛は「毛母細胞に働きかける有効成分」が配合される育毛剤を使った場合にのみおこります。

 

 初期脱毛のきっかけとなる有効成分はミノキシジルとフィナステリドのふたつ。

どんな効果があるかみていきましょう。

 

ミノキシジルとフィナステリドの効果

 

・フィナステリド(プロペシア)→5αリダクターゼの抑制作用

・ミノキシジル→血行促進作用、毛母細胞の活性化

 

AGAは体内にある酵素「5αリダクターゼ」が、脱毛ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)を生成することで起こります。

 

フィナステリドは脱毛の元凶となる5αリダクターゼの抑制作用があるため、

DHTによる脱毛の防止が期待できます。

 

ミノキシジルは「血管拡張作用」で血行を高め、毛母細胞の活性化をはかる成分です。

 

血液循環を高めることで毛根への栄養・酸素の供給をスムーズに。

毛母細胞の分裂が活性化されることで新しい毛が生えやすくなります。

 

 

フィナステリド、ミノキシジルはどちらも毛母細胞に直接働きかける効果の高い薬。

 

有効成分の影響で、一気に成長期へと移行するため「抜け毛が急に増えた!」と感じる人が多いというわけです。

 

ただししつこいようですが、初期脱毛は育毛ケアがうまくいっている証拠です。

有効成分の副作用というわけではないので、そこまで警戒する必要はないでしょう。

 

サプリメントで初期脱毛はおきない

サプリメントはあくまで「栄養を補う」もの。

初期脱毛はあらわれません。

 

育毛シャンプーやヘアトニックも同じで、毛母細胞に直接作用するわけではないので、初期脱毛を心配しなくても大丈夫です。

 

 

初期脱毛の期間は1~2か月程度

初期脱毛が前向きなものだとわかってもやっぱり不安。

せめてどのくらいの期間続くのかわかっていれば、少しは気が楽ですよね。

 

個人差があるため一概にはいえませんが、初期脱毛がはじまるのは育毛剤を使用して約1か月ごろ。そこから約1か月~2か月ほど抜け毛が続きます。

 

長いと感じるかもしれませんが、そこは少しの我慢。

初期脱毛の後は産毛が生えてきて、少しずつ太く強い毛が生えてきます。

 

そもそも育毛剤は、3か月~半年は使わなければ効果は判断できません。

髪のヘアサイクルにおける休止期が数か月~半年あるためです。

 

抜け毛が増えた!といってすぐに育毛剤をやめてしまわず、

せめて1か月間は様子をみましょう。

 

 初期脱毛の状態をチェックしてみよう

正常な毛は太く長いのが特徴!

初期脱毛で抜けるのは栄養不足の弱い毛がほとんどです。

 

健康な毛が抜けていないかどうしても不安……というひとは、

抜け毛が細くないか、短くないかなど状態を観察してみましょう。

 

育毛剤が肌に合っていない場合も

とはいえ、すべての抜け毛が、初期脱毛に該当するとはいえません。

 

「1か月以上、初期脱毛が治まらない」「長く使っているのに育毛剤の効果が実感できない」こんなときは、育毛剤の成分が合っていない可能性も考えられます。

 

頭皮にかゆみや痛みなどがあらわれた場合は、ムリをせず育毛剤の使用を中止したほうがいいでしょう。

 

皮膚の炎症はひどくなると治るのに時間がかかるのが特徴です。

違和感がある場合はすぐに皮膚科を受診することをおすすめします。

 

 「初期脱毛の対処法」生えてきた毛を太く強くする!

初期脱毛を感じたら悲観的になりすぎず、「生えてきた毛をいかに強くするか」を考えるのがポイントです。

 

せっかく新しい毛が生えてきても、頭皮の環境が悪い状態では意味がありません。

育毛剤でのケアを根気よく続けつつ、髪がしっかり育つ環境をつくりあげましょう!

 

ここからは「健康な髪の毛を育てる生活習慣」をご紹介します。

 

「バランスのよい食事をとる」

髪は口から摂取した栄養・酸素が「毛根」に届けられ、「毛母細胞」が活性化

分裂・角化することで発毛します。

 

発毛・育毛のためには毛根への栄養補給が不可欠。

 

とくに髪の原料となる「タンパク質」・タンパク質の生成を助ける「ビタミンB」・血行を促進する「ビタミンE」・5αリダクターゼの抑制作用がある「亜鉛」は積極的に取りましょう。

 

栄養素は互いに影響しあって働くため、どれかひとつを集中的にとるのもNG。

さまざまな栄養が、まんべんなくとれる食事を心がけるのがポイントです。

 

コンビニ弁当などもたまにならいいですが、長期間続くと毛根の栄養不足をまねくので注意。

 

「適度な運動」

せっかく栄養を摂取しても、血液循環が悪くては栄養が毛根へ十分に運ばれません。

血行を高め、全身にくまなく血液をおくりましょう。

 

デスクワークのひとは合間に歩いたりストレッチを取り入れたりすること。

休日は全身を使った運動をするのもいいでしょう。

 

おすすめは筋肉をリズミカル、かつ持続的に動かすウォーキング!

適度な運動は自律神経の働きもよくし、夜の寝つきもよくします。

 

「質のよい睡眠」

睡眠中は傷ついた細胞の修復・髪の毛の生成がおこなわれる時間です。

夜にしっかり睡眠をとっていないと、頭皮や髪にダメージが残ったままになってしまいます。

 

頭皮環境の悪化は抜け毛や薄毛のもとです。

土台の健康状態が悪いと髪の毛も生えづらくなります。

 

夜は最低でも12時までには寝ることを意識しましょう。

朝はいつもおなじ時間におきるのが体内リズムを整えるポイントです。

 

寝る前のアルコール・カフェインは眠りを浅くするのでNG。

スマホやPCのブルーライトも脳の覚醒へとつながるのでなるべく避けましょう。

 

「アルコール・たばこを控える」

アルコールは髪の毛の生成に欠かせないアミノ酸や、ビタミン類を大量に消費します。

そしてタバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、血液循環を妨げる原因になります。

 

育毛のためにもお酒はほどほどに。

タバコは本数を減らすか、できればやめたほうがいいでしょう。

 

「頭皮を清潔に保つ」

頭皮は髪が育つ土台となる場所。

 

内側だけでなく外からの手入れも大切です。

皮脂と水分のバランスを正常に保ち、良好な頭皮環境をキープしましょう。

 

とくに頭皮は皮脂の分泌量が多いため、毎日の洗髪で余分な皮脂や汚れを

しっかり落とすことが大切です。

 

シャンプーのすすぎ残しは雑菌の繁殖のもとになるため、

しっかりと洗い流しましょう。

 

洗髪前のブラッシングは汚れやホコリを浮き立たせ、

頭皮の血行を高める効果があります。

 

「初期脱毛」まとめ

初期脱毛について簡単にまとめると、以下の4つになります。

 

・初期脱毛は髪が生えるまでの準備期間

・脱毛期間の目安は1~2か月

・不安なときは抜け毛の状態をチェック!

・育毛剤が頭皮に合っていないケースも視野にいれること

・髪を育てるには生活習慣の見直しも大切

 

初期脱毛は髪の生え変わりなので、そこまで悲観的になる必要はありません。

育毛剤との相性、効果を判断するためにも少し様子をみてください。

 

そして初期脱毛の間も、育毛剤でのケアを根気よく続けることが大切。

生活習慣の見直しなど、内外からのケアで髪が育ちやすい環境づくりを目指しましょう!

 

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