塩分の摂取量と薄毛の進行には関係があるの?

塩分の摂取量と薄毛の進行

日本人は、塩分を多く含む食事を好みます。世界保健機関(WHO)によると、世界中の人の食塩摂取量の目標は1日5グラムとされています。しかし、日本の厚生労働省が2014年に発表した報告書によると、食塩摂取量の目標は、18歳以上の男性なら1日8グラム未満、18歳以上の女性なら1日7グラム未満とされています。
塩分をたくさん摂取すると、高血圧、動脈硬化、心臓疾患などの病気を発症するリスクが高くなるそうです。
高血圧は、日本人の国民病といわれており、日本人に最も多い病気です。また、心臓疾患によって死亡する人がとても多く、心臓疾患の大半は動脈硬化が原因によって起きています。日本人が高血圧、動脈硬化、心臓疾患などを患いやすいのは、やはり塩分の過剰摂取が関係しているからでしょう。
さらに、塩分を過剰摂取すると、薄毛・抜け毛を引き起こすリスクが高くなるともいわれています。ここでは薄毛・抜け毛と塩分摂取の関係性について詳しくご紹介します。

塩分と薄毛・抜け毛の関係性

最初に説明をしたように、塩分をたくさん摂取すると、動脈硬化などを引き起こすリスクが高くなります。動脈硬化は、その名のとおり、動脈が硬くなってしまうことです。動脈が硬くなってしまうと、血液の流れが悪くなります。髪の毛が成長をするメカニズムには、「頭皮の血液が栄養を運ぶ」ということが大きく関係しているため、血液の流れが悪くなると髪の毛は元気に成長することができません。よって、薄毛に繋がるといわれています。

また、塩分による刺激は、発毛・育毛を促す成分である「IGF-1」の生成を抑制してしまいます。

IGF-1という成分は、全身の成長に関わるタンパク質で、血管を広げて血流をよくしたり、胃酸を除去したりする役割があり、近年の医学会ではアンチエイジングに大きな効果があるということも発見されています。
発毛・育毛においては、髪の毛の成長に欠かすことができない毛母細胞の動きを活発にさせ、髪の毛が抜ける休止期を短くする働きがあります。IGF-1は、乱れたヘアサイクルを正しい周期に戻してくれるのです。

塩分は、口にしたとき「しょっぱい」と感じます。塩を傷口にすり込むと痛みは強くなりますし、口内炎ができているときなんかは少しの塩分でもしみます。こういった現象が起きる理由として、「塩分には知覚神経へ過剰な刺激をする作用がある」ということが挙げられます。
本来、知覚神経は刺激を受けると、CGRPという物質を放出し、発毛・育毛にとって必要なIGF-1を作り出します。しかし、塩分によって過剰な刺激を受けることで、知覚神経のCGRPは放出されつくしてしまいます。よって、IGF-1を作ることができなくなってしまうのです。
もちろん、塩分を摂取すれば必ずCGRPが放出されつくしてしまうというわけではありません。塩分による「刺激が強すぎる」と放出されつくしてしまうのです。CGRPが放出されつくしてしまうのを防ぐためには、過剰な塩分摂取を控えることが大切です。

普段の食事にはどれくらいの塩分が含まれている?

塩分過剰摂取を控えるためには、まず普段口にしているものにどれくらいの塩分が含まれているのかということを知ることが大切です。

朝はパン派という人も多くいますが、食パン1枚に含まれている塩分は約0.8グラム。バター大さじ1杯で、約0.2グラム。ベーコン1枚で約0.4グラム。目玉焼きは塩コショウ派という人であれば、含まれる塩分は1~2グラム。
朝、食パンにバターを塗って、ベーコンと塩コショウで味付けをした目玉焼きを食べると朝食だけで2.4~3.4グラムの塩分を摂取することになります。

しかも、これはまだ塩分が少ないほうで、レトルトカレーであれば1食で3~4グラム。インスタントの袋ラーメンであれば1食で5~6グラムの塩分が含まれています。昼も夜もインスタントのものを食べると、それだけでかなりの塩分を摂取することになります。
髪の毛のためにも塩分の過剰摂取を抑えたいというのであれば、食品にどれくらいの塩分が含まれているのかを確認して、きちんとコントロールをしましょう。

生活を見なおせば、これまでより育毛剤の効果が得られるかも

発毛・育毛のために育毛剤を使用しているという人は多くいますが、いくら効果があると言われている育毛剤を使用していたとしても塩分を過剰摂取していると育毛剤による効果は得られにくいでしょう。
育毛剤を使用すれば必ず髪の毛が生える(育つ)というわけではありません。あくまでも育毛剤は、発毛・育毛をサポートしてくれるものであるため、生活習慣の乱れなどで健康的な髪の毛が育つ環境ができていなければ、育毛剤をしても意味がありません。
育毛剤による効果をきちんと実感するためにも、塩分を控えるなどといった食生活を見直してみましょう。また、発毛・育毛は食生活だけでなく運動や睡眠などといったさまざまな生活習慣と関係しています。
規則正しい生活習慣を心がけた上で自分に合った育毛剤選びをすれば、育毛剤による効果を実感することができるでしょう。

育毛剤の力を過信しすぎずに、まずは自分の生活を見なおしてみるということが大切です。薄毛・抜け毛対策は「1日にしてならず」。諦めずに長期的に行ないましょう。

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