病院に行って薄毛治療や育毛対策をしよう!

薄毛に関するCMや広告は多く目にするようになり、昔に比べると比較的病院に行ってみようと思える環境になってきました。それだけに自分の薄毛としっかり向き合い改善のために、病院に行ってみることも重要です。ここでは病院での薄毛治療について解説します。
薄毛医療は何科に行くべき?
薄毛治療を始める場合は何科に行けば良いの?実は多くの方が気になっているテーマであります。最近は医療が日々進歩していることもあり治療方法も広がっています。しかし薄毛にはさまざまな原因があり、症状に合った診療科を受診しなければ、効果がみられないばかりか悪化することも考えられます。それぞれの診療科の治療内容や特徴をご紹介します。
皮膚科
皮膚科での薄毛治療は内服薬による治療が主となります。若ハゲの原因となる悪玉男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制し、抜け毛を抑える効果があるプロペシア等の内服薬が処方されます。基本的には、薄毛や抜け毛を止めるための現状維持をする治療となります。
形成外科
皮膚科と同様にプロペシア等の内服薬の処方や薄い部分の毛を直接増やす植毛、毛髪再生に必要な各種ビタミンやたんぱく質、アミノ酸成分などを配合した「HARGカクテル」を使用して発毛を促すHARG治療、LEDによって毛乳頭細胞を活性化させるLED治療などが受診できます。
頭髪専門クリニック
専門の医師が検査と診察を行い、一人ひとりの症状に合った治療を行っているクリニックです。国内外の研究で有効性や安全性の両方の面から、推奨度の高い外用薬と内服薬を用いた処方箋治療を中心に、ロボットを使った最新の治療方なども導入しています。皮膚科や形成外科、精神科、泌尿器科などの専門医がチームを組んで、各方面からサポートを行ってくれます。
病院でできる薄毛治療
病院で受診できる薄毛治療を紹介します。治療をする際の参考にしてください。
医薬品治療
病院で薄毛治療を始める際、最初に選択されやすいのが治療薬の服用です。 しかし、薄毛治療薬には、内服薬や外用薬など様々な種類があります。 以下代表的な医薬品になります。
・脱毛を抑制するプロペシア
プロペシアは世界60ヶ国以上で承認されている男性型脱毛症用内服薬です。皮膚科や内科など幅広く取り扱われており、薬に含まれるフィナステリドという成分によって脱毛を阻止する効果が期待できます。
・女性専用治療薬パントガール
女性の薄毛に対する治療薬として、近年注目を集めています。主な成分にはアミノ酸やタンパク質といった、髪の成長を高めるものが配合されています。びまん性脱毛症や分娩後脱毛症など女性特有の薄毛対策に効果を期待できる治療薬として支持されています。
仕上がりが自然な自毛植毛
AGAの効果的な治療方法を選定した「男性型脱毛症診療ガイドライン(https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/1372913421_2.pdf 2010年4月日本皮膚科学会発表)」でも推奨されている治療法で、自分の毛を植毛する治療方法で、自然な仕上がりが期待出来ます。なお、施術は頭髪専門クリニックなどで受けられます。医師の手で行う方法とロボットを使って施術する方法があります。
・医師が植毛
人の手で行う方法として、移植する毛を毛穴ごと1つ1つ採取する「FUE法」とメスを使用して、頭皮を帯状に切除して移植する毛根を採取する「ストリップ法(FUT法)」があります。FUE法は、切開しないため傷が小さく、痛みも比較的少なく治りも早いのが特徴です。しかし拘束時間が長く、医師の技術によって移植する毛にムラが出ることもあります。対してストリップ法は、頭皮を大きく切開するため、どうしても痛みを伴ってしまいます。
・機械で植毛
最先端の植毛ロボットARTUS(アルタス)を使って植毛します。アルタスは搭載されたCCDカメラで髪の角度や向き、密度、本数を正確に把握し、質の高い毛根を採取します。切開しないため傷が非常に小さく、治りが早いのも魅力です。
頭皮下に直接薬を注入する育毛メソセラピー
頭皮下に直接薬を注入する治療法です。 頭髪専門クリニックや形成外科などで受診でき、主には、育毛や発毛に効果的なフィナステリドやミノキシジル、髪の毛の成長を促すビタミン類などを注入します。病院によって薬の内容が異なったり、個人によってもブレンド量に違いが見られます。
細胞成長因子を注入するHARG(ハーグ)療法
「毛髪再生医療」と言われています。育毛メソセラピーと同様に、頭皮下に薬を注入する方法です。 日本医療毛髪研究会で認定された医療機関でないと受診できない施術です。ハーグ療法で注入する薬は、人の幹細胞から抽出した「細胞成長因子」が主成分となっています。 細胞成長因子が毛根内の細胞を活性化させることにより、再び発毛を促進することができると考えられています。
薄毛治療を病院で受ける前に知っておきたいこと
上記で、さまざまな治療法を紹介しましたが、実際に病院で治療を受ける際にはどんなことに注意したら良いでしょうか。
保険が効かない
薄毛治療は今現在、ほとんどが保険適用外になっております。保険がきかないということは、つまり全額自費で受診することになります。自費ということは、病院によって値段設定もさまざまになります。
処置内容はクリニックによって異なる
また薄毛治療は、病院やクリニックによって検査の種類や内容などが異なります。薄毛治療の検査を受けたい場合には、事前にその病院やクリニックがどのような検査を行っているかを確認しましょう。
薄毛治療で病院を選ぶときのポイント
薄毛治療で病院を選ぶ際のポイントです。以下のポイントを参考にしてみてください。
それぞれの症状に適した治療が受けられるか
症状に合わせて適切な治療が受けられることはとても重要です。薄毛治療において、症状に合わない治療をいくら行っていても効果が現れないからです。そういったところでは、治療の幅が広く、専門医による最新の治療を受けられる専門クリニックはおすすめです。
料金は予算内か
治療中に費用が工面出来ず治療を断念してしまう方もいらっしゃるそうです。あらかじめ、予算に見合う病院やクリニックと治療法を検討すると良いでしょう。
過去の治療実績はあるか
過去の治療実績が豊富かどうかという部分を重視しましょう。実績が豊富ということはそれだけ経験やノウハウが蓄えられているため、高品質な治療が受けられる可能性が高まります。
薄毛治療におすすめの病院はここ!
専門の病院ではどのような治療が行われているのか分かっていただけたでしょうか?治療方法を理解したら次は病院選びですね。 薄毛治療に実績のある病院をご紹介します。
銀クリAGA
AGA治療を行っている銀座総合美容クリニックです。フィナステリド・ミノキシジルをはじめとした内服薬での治療や、成長因子を直接投与する育毛メソセラピーが治療の中心になります。 ただしこれは、自由診療であり、初診・診察費用が3,240円、お薬代1ヵ月あたりが7,020円~18,900円になります。
AGAスキンクリニック
AGA治療を行っている表参道スキンクリニックです。同院の診療可能科目は「皮膚・形成外科領域の一次診療」です。 フィナステリドでの治療を始め、脱毛症状や原因に合わせて、ミノキシジルやビタミン、各種成長因子などを配合したオーダーメイド処方を提供。ただしこれは、自由診療であり、フィナステリド錠1箱(28錠)3,980円やオーダーメイド処方(ヘアジニアス)1か月分25,000円~、医療発毛頭皮ケア1回60,000円~といった費用設定となっています。
ヘアメディカル
3万症例以上を手掛ける薄毛治療の専門医師が所属するヘアメディカルグループ。「総合的な治療」が特徴で、医薬品(内服薬・外用薬)による治療とメンタルケア、食・生活習慣の指導などを行なっています。自由診療で、抜け毛治療(初診費・再診費+治療費)は11,000円~、内服薬と外用薬を中心に、ビタミン・ミネラルなどを使用したアドバンスト発毛治療は初診(初診費+検査費)10,000円、再来院・月1回(再診費+治療費)15,000円~32,000円となっています。
AGAルネッサンスクリニック
湘南美容外科がプロデュースするAGAルネッサンスクリニック。オリジナル内服薬と外用薬を使用したAGA治療、毛髪再生メソセラピー、自毛植毛、ARTAS植毛など豊富な選択肢から、一人ひとりの症状に最適な薄毛治療法を組み合わせて提案する、毛髪の多角的オーダーメイド再生医療(ヘアールネッサンス)を提供しています。自費診療でAGA治療薬は初回トライアル1ヵ月分1,800円、毛髪再生メソセラピー1回69,800円、自毛植毛(ARTAS植毛)500グラフト通常498,000円などといった費用設定となっています。
自宅での薄毛対策もしっかり行いましょう
病院に通うだけでなく、自発的な薄毛対策が必要です。自宅でもできる紹介するので、ぜひチャレンジしてみましょう。
食生活の見直し
食生活を見直しましょう。薄毛に悩む方には不規則な食生活が目立ちます。そんな方は栄養バランスの乱れを整えることが必要です。特に髪の栄養補給効果が高い、ビタミン、ミネラル、亜鉛を含む食品をバランスよく摂取するように心がけましょう。
適度な運動をする
適度な運動で抜け毛を予防しましょう。特に有酸素運動がお勧めです。有酸素運動は、抜け毛や白髪の原因となる血行不良を解消することに優れています。主な有酸素運動として、ジョギングや水泳などがあります。適度な運動を楽しむ事でストレスが消え、血行に好影響を与えます。
十分な睡眠をとる
睡眠も薄毛を改善するためにとても重要です。人は寝ている間に、身体の組織を修復する成長ホルモンを分泌します。不規則な睡眠、寝不足はこの成長ホルモンの分泌量を減らしてしまう原因になります。良質な睡眠を十分にとりましょう。
総合的に薄毛対策をしよう
・薄毛に関する病院は皮膚科、形成外科、頭髪専門クリニックがある
・病院では症状に応じた処方を提案してくれる
・治療費は保険適用外の場合が多い
・通院だけでなく自発的な薄毛対策も重要
今回は病院での薄毛治療や育毛剤を使った薄毛対策、また自宅で簡単に始められる薄毛対策などを紹介させていただきました。薄毛の対策として最も有効な方法はこれらの治療や対策を症状に合わせて総合的に取り組んでいくことです。ぜひ参考にしてください。