シャンプーの仕方
髪の毛や頭皮にとって苦手なのが不潔な状態。
いくら育毛剤を使って、頭皮に良い成分を与えていても、清潔に保てていなければ頭皮は弱ってしまいます。
そこで頭皮を清潔にするために必要不可欠なのがシャンプーです。ほとんどの人は毎日お風呂で髪の毛を洗っているでしょう。
しかし、シャンプーをしているだけで頭皮が必ず清潔とは言い切れません。雑に行っていれば、それだけ頭皮に汚れが残ってしまうので、頭皮に悪影響を与えてしまいます。
また洗い方が間違っていると、頭皮に余計なダメージや傷を与えている場合もあります。
抜け毛を少しでも減らしたいのなら、毎日行なうシャンプーを見直すところから始めましょう。
髪の毛は寝ている間に育つ

髪の毛にとって睡眠はとても大切です。
人は睡眠中に成長ホルモンを分泌して、体内のあらゆる器官の修復や生成を行っています。
髪の毛もそれと同じように、成長ホルモンの分泌によって修復や生成が行われています。
しかし、髪の毛は他の器官に比べて、この修復や生成の優先度が低く設定されています。
そのため、他の器官が疾患を負っていたり、睡眠時間や成長ホルモンが不足したりすると、髪の毛の修復や生成が充分に行われません。
つまり髪の毛を育てるには、充分に睡眠し、成長ホルモンを出来るだけ多く分泌させることが大切になります。寝ている間に多く分泌される成長ホルモンは、夜の10時頃から午前2時頃までが最も多く分泌されます。
そのため、この時間までにお風呂に入り、頭皮を清潔にした状態で寝ていることは育毛対策においてとても重要なのです。夜の10時までにはお風呂に入り、遅くても1時には寝るようにしましょう。
正しいシャンプーの仕方

シャンプーをどのように行なうのか教えられることってないですよね。
もしかしたら、そのシャンプーの仕方は間違っているかもしれません。
髪の毛や頭皮にとって望ましいシャンプーの仕方をきちんと学んで、髪の毛と頭皮を優しく綺麗にしましょう。
- お風呂に入る前にブラシ
- 1日過ごした髪の毛には、ホコリやゴミがたくさん付着しています。
お風呂に入る前にブラッシングして、これらを出来るだけ取り除いておきましょう。
またブラッシングして絡まっている髪をといておくと、シャンプー時に余計な摩擦を起こさずに済むので、髪の毛を傷めにくくなります。
ブラッシングは無理矢理行なうと、髪の毛や頭皮を傷つけるので、優しく丁寧に行いましょう。 - まずはお湯で洗い流す
- ブラッシングでホコリやゴミを取り除いたら、いよいよお風呂です。
まずはお湯を使って、ブラッシングで取り除けない小さなホコリやゴミ、フケなどを洗い流しましょう。
シャンプーをする前に、余計な物質を取り除いておくことで、シャンプーの泡立ちも良くなります。またホコリやゴミなどは、シャンプー時に残っていると頭皮を傷つけてしまうので、出来るだけブラッシングとお湯で取り除いておきましょう。 - 手で泡立てる
- 充分に髪を濡らしたら、シャンプーを手にとって両手で泡立てましょう。
泡立てる前に髪の毛へつけると、シャンプー液が頭皮に残りやすくなったり、泡立てた状態よりも強い刺激を頭皮へ与えたりします。
また髪の毛で泡立てるために余計な摩擦が必要となるので傷みやすくなります。
髪の毛・頭皮の両面から考えて、シャンプーは手で泡立てるべきです。 - 指先を優しく動かす
- シャンプーの洗い方でまずご法度なのが爪を使うこと。
爪で洗うと頭皮を傷つけるので、伸びている場合は必ず切っておきましょう。
また指の腹で強くこするのもおすすめ出来ません。髪の毛との摩擦が大きくなりやすいので、無駄な抜け毛を増やします。
摩擦を少なくするために、指先を使って細かく動かしながら洗うのがポイントです。
手の形としては、パソコンのキーボードを打っている状態をイメージして下さい。そのまま細かく動かせば、髪の毛に負担をかけずに頭皮を綺麗に出来ます。 - 充分に洗い流す
- 終わったらシャンプーを洗い流しましょう。この時、頭皮にシャンプーが残っていると頭皮にダメージを与えるので、充分に流しておきましょう。
- ドライヤーで乾かす
- お風呂を出たあとは、自然乾燥ではなくドライヤーを使って乾かしましょう。
自然乾燥だと濡れている時間が増えてしまい、摩擦抵抗によって髪の毛を傷つけます。また濡れた状態で長時間放置すると、雑菌が繁殖しやすくなるので、必ず乾かしてから就寝しましょう。
タオルで上から抑えて、ある程度水分を拭きとってからドライヤーで乾かすと、髪の毛をあまり傷めずに済みます。
ただし、髪は熱にあまり強くないので、吹き出し口から少し遠ざけて乾かし、水気が全てなくなる手前で終わりましょう。
これが正しいシャンプーの仕方です。今までのやり方と比べてどうだったでしょうか?
今日からはこの方法で行い、髪の毛と頭皮を優しく洗ってあげましょう。