スプレータイプの育毛剤！使い方のコツと注意点を徹底解説！

育毛剤は、薬液を頭皮に振りかけて馴染ませ、毛穴の奥の角質層まで浸透させて効果を発揮させる薬剤です。その種類には、「液剤を振りかけるローションタイプのもの」と「液剤を噴射させるスプレータイプのもの」の大きく２種類があります。

このうち、後者のスプレータイプはカンタンに使用できることから人気の育毛剤なのですが、実は使用上の注意点がいくつかあるということを知っていましたか？

スプレータイプは使いやすく便利な反面、使い方を間違えると、せっかくの育毛剤が無駄になってしまうという恐れがあります。そこで、この記事ではスプレータイプの育毛剤を使うときのコツと、注意点を解説します。

スプレータイプの育毛剤にはどんなものがあるの？

スプレータイプの育毛剤とは、頭皮に向けて液剤を噴射させて使用する育毛剤です。噴射させるものと一口に言っても、「単に噴霧させるだけのもの」と「圧力で一気に噴射させるもの」の２種類があるのですが、スプレータイプと呼ばれるものは主に前者を指します。後者はエアゾール系と呼ばれているのですが、「○○スプレー」と命名されていることも多いので購入の際は注意しましょう。

スプレータイプのメリットは、なんと言ってもワンプッシュで噴射される量が決まっているところにあります。

育毛剤は一回の使用量が大まかに決まっています。一回の使用量が多すぎるとすぐに無くなってしまうし、少なすぎると効果が出づらいため、できるだけ用法用量は守りたいところです。

しかし、ローションタイプの育毛剤の取扱説明書を見ると「○ｍｌ手にとって頭皮全体に馴染ませるように使ってください」の様に書かれているのです！○ｍｌといきなり言われても目分量で測るしかないため、初心者にとってはまったく見当もつきません。

一方、スプレータイプの場合、ワンプッシュで噴射される液量はほぼ決まっているため、自分が何ml使っているのかカンタンに見当をつけることができます。しかも、取扱説明書を見てみても「頭皮全体でおよそ○プッシュが目安です」と書かれていることが多いため、つけすぎることも少なすぎる心配もなく用量を守って使用することができるのです。

スプレータイプの育毛剤の注意点は頭皮に馴染ませながらプッシュすること！

スプレータイプのメリットとして、プッシュ回数が指定されているので「初心者でも用量を守りやすい」という点を挙げましたが、その使い方にはコツがあります。

そのコツとは「頭皮に馴染ませながら数回ずつプッシュする！」というもの。

例えば、取扱説明書に「頭皮に２０回プッシュが目安です」と書かれていた場合、頭皮に間髪おかずに連続２０プッシュしてしまうような使い方をしてしまうという方も多いのですが、その使い方ではスプレータイプの育毛剤を最大限に活かしているとは言えません。

確かに使用回数の目安を表記はしていますが、このような使い方は実はNG。一気に指定回数を噴射してしまうと、頭皮に浸透する前に液ダレが起こってしまうのです。

正しい使い方としては周囲数センチに数回プッシュした後、指でマッサージしながら馴染ませること。これを頭皮全体で繰り返し、その合計プッシュ回数が指定回数と同程度になるよう調整するのがパーフェクトな使い方なのです！

スプレータイプの育毛剤の使用上のコツ！患部以外にも噴射すること！

スプレータイプを使用している理由に「患部に直接噴射できる」いうものがよく見られますが、いくら患部に直接噴射できるからと言って、そこだけに育毛剤を塗布しても効果は上手く発揮できません。育毛剤の使い方の基本は「頭皮全体に使用すること」であり、それはスプレータイプでもローションタイプでも同じなのです。

患部だけでなく頭皮全体に塗布するのは、「育毛剤は、発毛・育毛以外にも効果がある」という理由から。

育毛剤の有効成分には、「血行促進」や「抗炎症」、「抗酸化」、「抗アレルギー」、「フケ・かゆみの予防」など、さまざまな効果を期待できるものがあるため、抜け毛予防や頭皮環境の改善に役に立ちます。患部の薄毛が改善したとしても、他の部分がハゲてしまっては元も子もありません。また、薄毛の部分だけ血行促進したとしても、周囲で血が滞ってはせっかくの改善も意味をなしません。そのため、育毛剤は髪が薄い部分だけでなく頭皮全体に塗布する必要があるのです。