育毛にはアミノ酸が必須?効果的な摂取方法とは

アミノ酸は髪や皮膚をつくるために必須の栄養素です。髪を構成する体内のアミノ酸が不足すると、抜け毛やハリ・コシ不足などを招く原因に。発毛をサポートする成分でもあるので育毛にも欠かせません。今回はアミノ酸の効率的な摂取方法を詳しく解説。抜け毛の予防・改善へつなげるポイントを紹介します。

育毛とアミノ酸の関係とは?

アミノ酸の育毛効果をわかりやすくするため、まずは髪とアミノ酸の関係をみていきましょう。

からだのあらゆるパーツがアミノ酸で構成されている


髪は「ケラチン」というタンパク質でできています。そしてケラチンを構成しているのがアミノ酸です。ケラチンを構成しているアミノ酸は体内で構成できないものがほとんど。
髪以外にも肌や筋肉を構成するためにも使われ、睡眠不足や飲酒、喫煙などでも消費されるため食品からのこまめな摂取が必要です。

髪の外側はキューティクルによって保護されていますが、パーマやヘアカラーでキューティクルが失われると内側の水分やアミノ酸が流出していまいます。髪をダメージから守るため、ヘアサロンなどでもアミノ酸シャンプーなどを導入するお店が多いようです。

発毛にも欠かせない栄養素

タンパク質は摂取したからといってすぐに、体内で吸収できません。体内に摂取されたタンパク質はいったんアミノ酸へ分解。毛根に存在する毛母細胞が栄養を吸収し細胞分裂・角化することで発毛します。食品からのアミノ酸摂取が不足すると、毛髪の原料不足で髪が育ちにくい状態に。脱毛後、生え変わるはずの髪が作られないので頭皮全体が薄毛に傾きます。

アミノ酸の摂取が育毛のサポートにつながる

アミノ酸は髪の生成や頭皮環境の改善に欠かせない栄養素。アミノ酸の摂取はAGA治療をもっと効果的にするためにも取り入れられています。クリニックではアミノ酸を摂取するための食事指導行ったり、サプリメントなどで継続的な摂取を促したりする場合も。アミノ酸を継続的に摂取することで毛母細胞への働きかけ、発毛や髪のダメージからの保護を目指します。

アミノ酸を賢く活用する方法

アミノ酸はさまざまな食品に含まれる栄養素ですが、摂取方法に偏りがあると効果が最大限に発揮できません。
効率の良い摂取の仕方をマスターし、育毛力のアップにつなげるコツを紹介します。

食品から摂取する

タンパク質を構成するためのケラチンは18種類のアミノ酸で構成されています。
たとえば黒髪をキープする「チロシン」や血行を良くする「アルギニン」保湿作用のある「スレオニン」など。どれも髪に欠かせない成分ですが、なかでも重要なのが「シスチン」と「メチオニン」。シスチンとメチオニンはケラチンに最も多く含まれるアミノ酸です。不足すると対兄のアミノ酸バランスが崩れやすくなってしまうため、より意識して摂取しましょう。

シスチンを豊富に含む食べ物としては、イワシ・マグロ・カツオ・ブロッコリー・たまねぎなどが挙げられます。メチオニンを豊富に含む食べ物は、アサリ・しじみ・カキ・アジ・昆布・キャベツ、ほうれん草・ニンジン・大豆製品など。その他、牛乳やチーズといった乳製品にも含まれています。

動物性タンパク質と植物性タンパク質

タンパク質は植物製品・動物性製品どちらからも摂取できますが、特性が異なるためバランスのよい摂取が必要です。たとえば、大豆製品などに含まれる植物性タンパク質のほうが、コレステロールを含む量が少ない傾向に。しかし肉やチーズなどに含まれる動物性タンパク質のほうが体内への吸収率が高め。タンパク質やミネラルも多く含みます。

また、アミノ酸の特徴として、特定のアミノ酸のみを大量に摂取してアミノ酸全体のバランスが崩れると、体内のアミノ酸バランスが崩れ脂肪肝などを引き起こす恐れもあります。

ダイエット中でなどで野菜ばかり食べていると、体内のアミノ酸バランスを崩すことになるので気をつけましょう。カロリーが気になる…という方は脂身を除いて調理するのがおすすめです。

合わせて摂りたい栄養素


ここからはアミノ酸を合わせて摂ることで、育毛サポート力UPにつながる栄養素を紹介します。

「ビタミンB群」
ビタミンBは髪の原料となるケラチンをつくる成分です。髪の生成を助け、良好な頭皮環境を維持します。

「ビタミンA」
皮膚のターンオーバーを促進する作用があり、頭皮環境の改善に重要な成分です。保湿作用もあるため、抜け毛や皮膚炎を引き起こす頭皮の乾燥も予防します。

「ビタミンC」
タンパク質の合成に関わる成分です。皮膚の生まれ変わりに必要なコラーゲンの生成を促進し、健康な頭皮を保ちます。

「ビタミンE」
頭皮の血行を高め毛母細胞への栄養を運びやすくします。酸化脂質を抑制する作用ももち、血管の老化を予防。加齢による血行不良をフォローし、巡りやすい環境をキープします。

「亜鉛」
タンパク質からケラチンを構成するのに必要な成分。男性の薄毛の8割を占めるAGA(男性型脱毛症)をまねく、5αリダクターゼを抑制する働きもあり、育毛にも重要な成分です。アルコールを分解する際やストレス・疲労でなどでも消費されるため、こまめな摂取を心がけましょう。

サプリを補助的に活用する方法も


アミノ酸は肌や筋肉の構成にも使用される栄養素。体内では髪に使われる優先順位が低いため、発毛のための十分な摂取が難しいのがネックです。食品からの十分な摂取が難しいときは、サプリメントなどで補助的に摂取するのもおすすめです。ただし、サプリメントを活用する場合は過剰摂取に注意。

日本人の食事摂取基準によると、タンパク質の一日の摂取量目安は体重1㎏に対して0.8g。
体重が60㎏のひとでは48gが目安となります。サプリメントを活用する場合は、食品と合わせて適量を摂取するよう調整しましょう。

外側からのケアにもアミノ酸を取り入れよう

アミノ酸はシャンプーや育毛剤などで、外側からのケアに取り入れることも可能です。
相乗効果でより育毛力をアップさせることができます。

地肌にやさしいアミノ酸シャンプー

ドラックストアなどで一般に市販されているシャンプーはその多くには石油系界面活性剤が配合されています。髪に残るヌメリを摂ろうと皮脂を摂りすぎたり、すすぎ不足が肌のトラブルにつながったりする可能性があります。

とくに乾燥肌や敏感肌のひとだと肌のバリア機能を弱めたり、タンパク質を変性させる危険性もあるので要注意。薄毛の予防や育毛を目指す場合は、なるべく避けたいところです。

頭皮や髪への負担を和らげるには、アミノ酸シャンプーがおすすめです。髪と同じアミノ酸で作られているため肌への負担が少ないのが特徴。頭皮に蓄積されたホコリや汚れ余分な皮脂を適度に落とし、頭皮環境をクリアに。その後、使用する育毛剤の成分の浸透率も高め、育毛しやすい状況を整えてくれます。

アミノ酸配合のシャンプーを選ぶには、パッケージの成分表示欄をチェック。パッケージの成分表示欄に「ラウロイルグルタミン酸Na」「ラウロイルメチルアラニンNa」「ココイルグルタミン酸Na」などと表記されたものを選べばOKです。

アミノ酸配合の育毛剤


頭皮環境の改善・育毛を目的とし、アミノ酸を配合した育毛剤も販売されています。有名なのがチャップアップ・イクオス・ブブカなど。どれも10種類以上のアミノ酸が配合されており、口コミでの評判も上々です。

ただ育毛剤はアミノ酸以外の成分も配合されています。たとえばAGAの原因である男性ホルモンを抑制するものや、女性ホルモンの働きをサポートするものなど。薄毛の状況や女性と男性でも適した成分が異なるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

まとめ

アミノ酸と育毛の関係・摂取方法のポイントをまとめると、以下の次の5つになります。

・アミノ酸は髪を構成する必須成分。摂取が育毛のサポートにもつながる
・アミノ酸はさまざまな食材から偏りなく摂取するのが大事
・ほかの栄養素も合わせて摂り、相乗作用を目指す
・不足分はサプリメントを上手に活用して補う
・外側からのアミノ酸摂取も一緒に行う

アミノ酸の摂取は発毛に直結するわけではありませんが、頭皮環境を改善し薄毛の根本的な解決につながります。抜け毛など髪の不調を感じたら、まずは食事内容に意識を向けてみましょう。アミノ酸シャンプーや育毛剤の併用もおすすめです。

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