ドライヤーで育毛できる?効果的な使用法とおすすめ製品5選
一昔前まではただ、髪を乾かすためのものだったドライヤー。最近では、髪や頭皮を健康に保つことを目的とした製品が多く発売されています。良好な頭皮環境は育毛にとって不可欠。
今回はドライヤーの効果的な使用法に加え、おすすめを5つ紹介します。毎日の手入れ・製品選びに、ぜひ参考にしてみてください。
ドライヤーは頭皮環境を健康に保つためのもの!
ドライヤーは単純に髪を乾かすためのものではありません。上手に使えば頭皮を健康に保つことができ、立派な育毛ケアになります。ドライヤーがどのように育毛につながるのかをわかりやすくするため、まずは薄毛の要因をみていきましょう。
薄毛をまねく2つの要因
薄毛を引き起こす要因は、主に下記の2つです。
<血行不良>
髪は体外からの栄養により毛母細胞が分裂・角化を行うことでつくられます。必要な酸素や栄養は血流にのって毛根へ届けられるため、スムーズな栄養が不可欠です。
不規則な食事や運動不足などで血流が滞ると、毛根が栄養不足になり抜け毛のもとに。その状態が続くと髪の原料が足りず、発毛しにくくなる可能性もあるため要注意です。
また洗髪後の濡れた頭皮を放置するのもNG。水分が蒸発する際、頭皮の熱も一緒に奪われてしまいます。頭皮が冷えて血行不良の原因になるため、必ずドライヤーをかけましょう。
<頭皮環境の悪化>
誤った頭皮ケアは頭皮の乾燥や皮脂の増加・細菌の繁殖・フケなどを引き起こします。フケやかゆみがおきるのは頭皮に炎症がおきている状態。放置しておくと頭皮のターンオーバーがうまくいかなくなり、髪が生えにくい環境に。頭皮はいつも清潔で健康な状態に保つ必要があります。
ドライヤーで育毛環境を整える!
育毛につながるドライヤーの効果は主に下記の2つです。
<頭皮の血行を促し、栄養を送り届ける>
ドライヤーの温風で頭皮を温めることで頭皮の血流がアップ。血めぐりをよくすることで毛根への栄養供給をスムーズに。その後に使用する保湿剤や、育毛剤の浸透力も高めることができます。
<細菌の繁殖を抑えて頭皮を清潔に保つ>
ドライヤーをかけずに自然乾燥し頭皮が濡れた状態で放置していると、髪に覆われているため細菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。細菌の異常繁殖は頭皮ニキビやかゆみの原因に。悪化すると皮膚炎になったり、さらに抜け毛や薄毛へとつながることも。
頭皮をすぐに乾かすことで頭皮の細菌の繁殖を抑えることができます。頭皮を健康な状態に保てるので、薄毛予防や育毛効果のアップにつながります。
薄毛・抜け毛予防に効果的な使い方
では、ドライヤーの効果を最大限に引き出すためには、どのような使用すればいいのでしょうか?ここからは薄毛・抜け毛予防に効果的なドライヤーの使い方を紹介します。
正しい髪の乾かし方
1.タオルで水分を取り去る
熱風を長く当てると頭皮を乾燥させてしまいます。なるべく時間短縮するためにもしっかりとタオルドライしましょう。ゴシゴシと強くこすると頭皮や髪を傷つけてしまうので、タオルを押し当てるようにしてやさしく水分をとるのがコツです。
2.髪は地肌から乾かす
ドライヤーは髪ではなく地肌に当てるのがポイント。髪の根本に風邪を当てることでしっかりと乾燥させ時間短縮にもなります。同じ場所に長時間、ドライヤーを当て続けると頭皮を熱で傷めてしまうので注意。頭皮全体をまんべんなく乾かすよう意識しましょう。
3.冷風で仕上げる
ずっと温風を当て続けると髪が熱で傷みやすくなってしまいます。髪に熱がこもらないよう途中で冷風に切り替えましょう。最後に冷風で仕上げるとキューティクルが閉まって髪に艶が生まれます。
<育毛剤と併用する場合>
育毛剤はドライヤーの後に使用するのが基本です。育毛剤の後にドライヤーをかけると、頭皮に残った水分で成分が薄まり効果が半減してしまいます。育毛剤を使うときはドライヤーで髪をあらかた乾かしてから、頭皮全体に塗布するようにしましょう。
ただ、製品によっては濡れた状態での使用を推奨しているものもあります。効果を最大限に引き出すためにも、用法をしっかり確認しておきましょう。
<頭皮環境を悪化させるNGポイント!>
・ドライヤーは地肌に近づけすぎない。ドライヤーを頭皮に近づけすぎると、やけどをしてしまったり、炎症につながるおそれがあります。ドライヤーは地肌から10㎝は離しましょう。
・乾かしすぎに注意!
乾かしすぎると、頭皮が乾燥過敏になり育毛剤が刺激になってしまう場合も。育毛剤をつける際は、髪を8割程度乾かしてからでOKです。
最新ドライヤーおすすめ5選!
ドライヤーは製品によって性能がさまざま。目的に合ったドライヤーを選ぶのも育毛につなげるコツです。ここからは、最新ドライヤーの中から厳選した製品を5つ紹介します。
各製品の効果・おすすめポイント
・シャープPCIドライヤー
独自のプラズマクラスター技術が搭載された「PCIドライヤー」
販売メーカーの「シャープ」からはプラズマクラスターの技術により、「髪のボリュームアップ」や「頭皮環境の改善」などの効果が確認されたと発表されています。クリニックでの臨床実験では、プラズマクラスターを照射した患者に2.5倍の増毛効果が確認されたという報告も。
最新のプラズマクラスター技術を試してみたい!というひとにおすすめの製品です。
ヘアドライヤーナノケア
ナノケアは独自イオンの「ナノイー」と、ミネラルを髪に吸着させる技術が、髪を乾かしながら美髪へと導いてくれる製品。乾燥しがちな季節でも髪をしっとりとさせ外部からの刺激から守ります。
温風の温度も細かく調節でき、温風と冷風を交互に風を起こす機能「温冷リズムモード」も搭載。その都度切り替える必要がないので便利です。髪のパサつきが気になるひとや、ロングヘアのひとにおすすめです。
ヤーマンスカルプドライヤー
3つのモード切替を搭載、
・「ドライモード」
・「温感スカルプモード」
・「冷感スカルプモード」
各モードと付属のアタッチメントを取りつけることで頭皮のマッサージできます。また、温感スカルプモードでは、頭皮を温めることで血流の流れを良くし、育毛効果のアップが可能に。運動不足や頭皮の凝りが気になる方にとくにぴったりの製品です。また、「冷感スカルプモード」は育毛剤の後に使用すると浸透力が40%アップするといわれています。育毛剤を併用したい方にもおすすめです。
バンユウ
吹き出し口に取り付けられたブラックハニカムセラミックが最大のポイント。放射される赤外線が髪に含まれる水分子を振動させ、髪へのダメージを軽減します。それにより素早く乾かすことができます。吹き出し口からでる電磁波を抑制し、髪への影響を抑える効果も。ドライヤー時間を短縮したいひと、髪へのやさしさにこだわりたいひとにおすすめです。
リュミエリーナ レプロナイザー
“魔法のドライヤー”といわれるプロご用達のヘアドライヤー。独自技術のバイオプログラミング効果により、髪の水分を奪いすぎないのが特徴です。適度な潤いを保ち、髪をパサつかせません。
熱のダメージを最小限に抑え髪を傷めずに乾かすこともできます。ドライヤー後の髪のパサつきが気になる、髪に艶がほしいというひとにおすすめです。
ドライヤーの育毛効果 まとめ
ドライヤーの育毛効果や使用法のポイントは以下の5つ。
・ドライヤーで血流改善・頭皮環境を整えることで育毛につながる
・タオルでしっかり水分を取り去り、頭皮への刺激を最小限に抑える
・ドライヤーは地肌に向け、全体をまんべんなくかけること
・育毛剤はドライヤーの後に使用すること
・製品によりさまざまな機能があるので自分に合ったものを選ぶ
普段何気なくかけているドライヤーもかけ方を工夫すれば、発毛しやすい環境づくりを目指すことができます。どんなドライヤーを使うのかも重要です。
記事で紹介したおすすめ製品も、ぜひ参考にしてみてください。