30歳過ぎの薄毛もまだ大丈夫?若ハゲを防ぐ8つの裏技

朝目覚めたとき、仕事が終わって熱いシャワーを浴びているとき、自分で思っていた以上の抜け毛を目にして驚いてしまう30代の方は多いと言います。

「まだ30歳なのにハゲてしまった!」とこれからの人生を悲観してしまうのは、まだ早いですよ!

30歳代の若ハゲなら、原因を特定すれば改善の余地は十分にあります。むしろ抜け毛を気にしてしまうと、そのストレスで抜け毛の本数は増加の一途をたどってしまうでしょう。そうならないためにも、自分の頭皮を信じて薄毛解消のために行動するのが一番です。

この記事では、抜け毛の増加や髪の後退が気になる30歳のために、若ハゲになる原因とその対処法をご紹介します!

30代の薄毛の原因のほとんどはホルモンバランス

30歳から薄毛は、ほとんどがホルモンバランスの変化が関係しています。ホルモンバランスが乱れて女性ホルモンが低下したり、悪玉男性ホルモンが増加すると、真っ先に影響が出るのが身体の生命維持機能に影響が少ない部位。髪の量が減っても生命活動に影響はありませんから、抜け毛が増えてしまうのも仕方ないことでしょう。

では、どうして30歳からの薄毛はホルモンバランスの変化が関係しているのでしょうか。

30代はホルモンバランスが変化しやすい

ホルモンバランスはストレスや生活習慣にすぐに影響されてしまいます。特に30代は、仕事の量と責任が増加してくる時期です。自由になる時間が減ることで生活習慣は乱れますし、責任と人間関係からストレスも溜まってしまうことでしょう。

プライベートでも、結婚や出産、育児の問題など、男女ともにストレスが溜まりやすいため、ホルモンバランスの乱れが生じやすいのです。

男性ホルモン「テストステロン」はハゲる原因ではない

「男性ホルモンが増えるとハゲる」という話を聞いたことがある方も多いかと思います。しかし、それは誤解があります。

通常の男性ホルモンであるテストステロンは、髪を作るのに必要なホルモンです。「ホルモンバランスが乱れて、男性ホルモンが増えるとハゲる」と勘違いして、男性ホルモンを減らすように行動してしまうと、逆に薄毛が進行してしまうのです。

しかし、この噂は全くの見当違いというわけではありません。薄毛を誘発する、“悪玉の”男性ホルモンは存在するのです。

ジヒドロテストステロンの抑制がカギ

普通の男性ホルモンであるテストステロンは髪を生み出す善玉の男性ホルモンです。逆に髪を減らしてしまう悪玉男性ホルモンは、ジヒドロテストステロン(以下DHT)。テストステロンが5αリダクターゼという酵素によって変換されてしまった姿です。

日本でもっともメジャーな脱毛症である男性型脱毛症(以下AGA)も、このDHTの影響によるもの。また、最近では女性でもDHTによる脱毛症が発症してしまう方も多く、このような場合、女性男性型脱毛症(以下FAGA)と呼んでいます。

「DHTがハゲる原因なら、その材料であるテストステロンを減らせばいい」と考えてしまうのは早計です。このDHTは、テストステロンよりも男性ホルモンとしての作用が強いため、テストステロンの量が減ると生体機能維持のために残されたテストステロンが変換されてしまうというケースがあるのです。

逆に言えば、テストステロンの量が適切であれば、DHTに変換される心配もありません。つまり、大切なのはあくまでもホルモンバランスです。そのため、ホルモンバランスを維持できるような生活習慣を心がけるようにしましょう。

30歳からはじめる対策で薄毛進行をストップ

原因がわかれば後は対策するだけ。30代はホルモンバランスが乱れやすいのなら、テストステロン量を減らさないような対策を行えばいいのです。ここではテストステロン量を維持する方法やDHTの発生を抑制する対策をご紹介します。

テストステロンを増やせ!筋トレで薄毛対策

誰でもカンタンにテストステロン量を増やせる対策が、筋トレです。テストステロンは筋肉などのタンパク質を生産するために必要なホルモン。筋トレを行い筋繊維を傷つけることによって、その修復・強化のために強制的に分泌させることができるのです。

また、筋トレの効果はテストステロンの分泌だけではありません。運動による血行促進もまた薄毛改善に大きな意味を持っているのです。

血液は身体中に栄養を運ぶインフラ的な役割があります。そのため血行が悪くなると頭皮の毛細血管にまで十分に栄養が巡らないというケースがあるのです。筋トレには血行促進効果もあるため、定期的に行うことで頭皮に栄養がまわりやすくなるというメリットもあるのです。

ストレスを減らせばAGAも円形も防げる!

ストレスを受けるとハゲになるという噂は、育毛界では当たり前のようにささやかれていますが、ストレス性のハゲには2種類があるのをご存知でしょうか。まずひとつがAGA、そしてもう1つが円形脱毛症です。

強いストレスを長期間受け続けると、脳はコルチゾールという物質を分泌します。このコルチゾールとは代謝活動や免疫を活性化させるホルモンです。これによりストレスから身体を守ることができるのです。

しかし、このコルチゾールが薄毛にとって厄介な存在。なんとコルチゾールが分泌されると、テストステロンの材料であるDHEAが消費されてしまい、分泌量が低下してしまうのです。

そして、テストステロンが分泌されなくなると、活動するのがDHT。ストレスによるAGAは、このようにして発症するのです。

一方、円形脱毛症ですが、こちらはストレスによる自己免疫が原因です。自己免疫とは、自らの細胞に対して免疫反応を起こしてしまう免疫異常のひとつ。ストレスを受け続けることによって免疫異常を起こし、自分の髪に対して免疫担当細胞が攻撃してしまうので、髪が抜けてしまうのです。

この2つの要因の予防方法は、もちろんストレス解消です。ストレス解消方法と言っても、カラオケや運動で発散するタイプと温泉などで休養するタイプがあるので、自分の性格に合った方法を選ぶと効果的です。

DHTの原因を抑制!食生活でDHTを防げ!

効率的に薄毛を予防するために大切なのは、亜鉛を摂取することです。亜鉛はタンパク質の合成に必要なミネラル(無機質)です。髪もタンパク質で構成されていますから、亜鉛が不足すると髪も細くしか成長できません。

厚生労働省が発信する統合医療情報発信サイトでも、亜鉛の摂取量が不足すると、脱毛などの症状が起こると記載されているため、確実に摂取していきたいところです。

また、亜鉛にはDHTの原因となる5αリダクターゼを抑制する働きもあります。つまり、亜鉛を十分に摂取することで、栄養面からもAGA面からも薄毛を予防することができるのです。

ジョギングは○、マラソンは×!ランニングと薄毛の関係は?

ジョギングも薄毛予防の役に立つ習慣です。軽い運動には血行を促進してくれる他にも、ストレス解消効果もあります。

天気のいい日に、景色のいい公園を走ると、それだけで健康になれるような気がしてくるものです。しかし、いくらジョギングが薄毛予防に役に立つからといっても限度があります。むやみやたらに距離と時間を伸ばし、マラソンのような状態になってしまうと、かえって薄毛を進行させてしまうのです。

マラソンのように長時間・長距離の強度が強い運動を行うと、テストステロンの分泌量が下がってしまうということが研究でわかっています。テストステロンが低下すると、残ったテストステロンがDHTに変換されてしまうため、抜け毛が進行してしまうのです。

強度の強い運動を行うと筋繊維もボロボロになります。タンパク質の生産命令も、筋繊維の修復を最優先することになるため、無くても生体機能維持に影響がない髪の毛の生産は後回しにされてしまうでしょう。結果として、筋繊維が回復するまでの間、髪は細く抜けやすい貧弱なものになってしまう可能性がでてしまうのです。

薄毛予防のためにランニングをするにしても、1時間軽く流す程度のジョギングに抑えておくのが大切です。

定番の育毛剤で薄毛対策!選定のコツは?

30代の薄毛対策で、効果が発揮しやすいのはやはり育毛剤です。厚生労働省が効果を認めた医薬部外品の有効成分を含んだ育毛剤は、自分の頭皮の症状に合わせて選定することで最大限に効果を実感することができます。

また、大正製薬のリアップは医薬部外品ではなく医薬品。有効成分のミノキシジルは、厚生労働省が『発毛効果』を認めたものなので、期待も高まります。

ただし、どの育毛剤を使用するにしても、自分の頭皮の状態とマッチしていなければ十分に効果を実感することはできません。抜け毛の状態や頭皮環境を十分に観察し、最も適していると判断したものを購入するといいでしょう。

ネット通販で買える育毛剤は、全額返金を保証しているものもあります。効果を感じられないときに、リスク無く育毛剤を変えることができるので、自分の頭皮状態がよくわからないという方はネット通販育毛剤をしらみつぶしに探してみるのもいいかもしれません。

最後の手段?AGAクリニックでしかできない治療法

ここまで紹介した手段はあくまで薄毛になりにくくしたり、これ以上薄毛が進行しないようにする予防的な対策です。実際に髪が少なくなってしまった方が、元通りになるには少し心もとないと言えるでしょう。

すでに髪が少なくなってしまった方はAGAクリニックに行くのがオススメです。AGAクリニックの医師は、言わばハゲのプロ。30歳からの薄毛も、彼等に任せれば安心です。ここでは最後の手段として医師による専門的な治療をご紹介します。

厚生労働省が効果を認める発毛医薬品で薄毛改善!

厚生労働省が効果を認める発毛医薬品は、先述したミノキシジルだけではありません。飲む育毛剤として一時期話題になったプロペシア(有効成分フィナステリド)もまた、厚生労働省に発毛効果を認められた医薬品なのです。

しかし、このプロペシアは、残念ながら普通のドラッグストアで購入することができません。というのも、プロペシアには強力な副作用があるため、素人が気軽に使用してしまうとどのような悪影響があるのかわからないからです。

また、プロペシアの効果はDHTの原因になる5αリダクターゼを抑制するというものなので、AGA以外の薄毛には効果がありません。医師により明確にAGAと診断されていない方が使用しても、まったく効果が現れないという可能性もあるのです。

そういうわけで、プロペシアは育毛外来を行っている皮膚科やAGAクリニックで処方箋をもらわない限り手に入れることができません。もし、医薬品に将来の頭皮を託したいという方は、AGAクリニックへ行くといいでしょう。

患部に成分を直接注射!育毛メソセラピーで内部から薄毛改善!

AGAクリニックで受けることができる、もうひとつの特殊な治療方法は、育毛メソセラピーと呼ばれるものです。

これは、育毛に役立つ有効成分を頭皮に直接注射してしまう手法。普通の育毛剤と比べて、成分の浸透率が段違いなので、有効成分の効果を高い確率で実感できるのです。

一般的に育毛剤は頭皮に塗布するものです。そのため、頭皮の奥の奥まで成分が浸透するのは難しく、浸透できるのは角質層までといわれています。一方、育毛メソセラピーなら角質層を超えた頭皮の内部まで直接成分を送り届けることができるため、育毛剤よりも効果を実感することが可能なのです。

抜けない髪を移植!自毛植毛ならメンテいらず!

発毛医薬品は、5αリダクターゼの分泌を抑制することができますが、それによって体質自体が変わるわけではありません。プロペシアの服用を止めた途端、体内では再び5αリダクターゼの生産が開始されてしまうため、一生服用を続けなくてはいけないのです。

そんなメンテナンスが嫌だという方にオススメなのが自毛植毛です。

AGAでハゲてしまったという方も、後頭部や側頭部には髪の毛が残されているものです。これはDHTの影響を受けるのが前頭部と頭頂部の髪に限定されているからです。そこで、後頭部に生えている髪を切り取って、ハゲてしまった部分に移植し、抜けない髪を患部に生やしてしまうという手法が生み出されました。それが自毛植毛です。

自毛植毛を行うと、その部分の髪は抜けてもまた生えてくるようになります。そのため、メンテナンスも必要ないので、定期的にクリニックへ通う必要もありません。

AGAを完全に克服したいという方は、挑戦してみてもいいのではないでしょうか。

まとめ

・30歳からの薄毛の原因は、ホルモンバランスが関係している
・同じ男性ホルモンでもテストステロンは髪を作り出すホルモンで、DHTは抜け毛にしてしまうホルモン
・テストステロンが減るとDHTが増えるので、テストステロンを減らさないことが肝心
・運動や生活習慣の変化で防げるのは薄毛の進行まで、薄毛を克服したいのならAGA専門医師の力が必要
・AGA対策は止めるとAGAが元に戻るため、メンテナンスが面倒ならAGAで抜けない後頭部の髪を移植する自毛植毛がオススメ

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