つらい薄毛の悩みを克服しよう!ハゲの原因と具体的な対策方法

薄毛の問題は非常にデリケートで相談しづらいのがネック。ひとりで悩みを抱えてしまう方も多く、抜け毛のストレスがさらなる症状の悪化をまねくこともあってとても深刻です。

そこで今回は、薄毛のつらい悩みを克服する、具体的な対処法を紹介します!

薄毛のつらい悩み…自信を失ってしまうひとも

薄毛の感じ方には個人差があり、他人からしてみれば気にしすぎに感じることもあります。しかし、本人にとっては非常に深刻な問題。一度意識してしまうと気にしないようにするのは難しいものです。

「抜け毛をみるのがつらい」や「人の視線が気になる」と人知れず悩んでいることも少なくありません。

ストレスが症状を悪化させる

薄毛への不安によるストレスが症状の発症・進行のきっかけになるケースも。髪について必要以上に悩んでしまう場合は、悩みを聞いてもらえるひとを探すのもひとつの方法です。

ときには心療内科や精神科が助けになる場合もあります。薄毛の不安が強い場合はひとりで抱え込まず、皮膚科やAGAクリニックなどで一度相談してみましょう。

自分に合った対処法で薄毛の悩みを克服しよう!

髪はからだの中で唯一、再生が可能な臓器です。早めに、かつ適切な対処をすることで回復を目指すことができます。

「遺伝だから」「年だから」とあきらめてしまうのはもったいない!自分に合った対策方法で、薄毛の悩みを克服しましょう。

薄毛の原因は遺伝だけではない!

適切な対処をするためには、薄毛の知識を正しく知ることが大切です。まずは、男性の薄毛の多くを占めるAGAのメカニズムからみていきましょう。

AGA(男性型脱毛症)とは

AGA(男性型脱毛症)とは、成人男性特有の進行性の脱毛症です。生え際や頭頂部の毛髪が薄毛になるのが特徴。遺伝や男性ホルモンの影響が大きいといわれており、日本人男性の3人にひとりがAGAだといわれています。

AGAは進行性の脱毛症なので、治療せずに放っておくとますます薄毛が悪化してしまいます。抜け毛が増えたと感じたら早めに治療を開始しましょう。

AGAのメカニズム

AGAは男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素によって、脱毛ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されることで起こります。髪の毛は「成長期・退行期・休止期」という一定のサイクルを経て成長したり抜けたりしていますが、この毛周期を阻害するのがDHTです。

毛周期が乱されることで成長期が短くなり、髪の毛を細く弱い状態に。これがAGAにおける髪の毛が抜けやすくなるしくみです。

食事や生活習慣が薄毛をまねくことも

AGAの発症は遺伝によるところが大きいともいわれていますが、その確率は25%程度。薄毛の原因は遺伝だけではありません。

食生活の乱れや肌に合っていないシャンプーなどによる皮脂分泌の乱れが、フケや頭皮の炎症の原因になることがあります。さらに、運動不足や喫煙、ストレスによる血行不良が毛根への栄養を妨げ頭皮環境の悪化をまねくこともあります。

実際、2013年に行われた一卵性の双子を対象にした臨床実験では、「同じ遺伝子をもつ一卵性の双子でも毛量・薄毛の進行具合に違いがみられた」という結果に。

このことからも、薄毛の発症要因は遺伝だけにとどまらず「睡眠不足」・「偏った食生活」・「ストレス」・「喫煙」などの生活習慣も進行させる原因となっていると考えられています。

女性や若い人でも薄毛になることがある

AGAは生活習慣や普段の頭皮ケアなども影響します。10代で症状が出るなど、個人差が大きいのも特徴です。また、男性だけでなく女性が薄毛に悩むことも珍しくありません。

女性の薄毛は男性と異なり、原因・症状も多種多様です。男性のAGAと同じように体内にわずかに分泌する男性ホルモンの影響で脱毛するケースや、更年期による女性ホルモンの減少も影響が強いとされています。

女性の薄毛は男性のAGAと比べ解明されていないことも多いですが、男性の薄毛と同じくライフスタイルを変えることが改善への近道だと考えられています。

自分でできる!つらい薄毛の対策方法

性別・年齢にかかわらず、生活習慣や手入れ方法の見直しが薄毛克服のカギ!ここからは自分でできる薄毛の対処法を紹介します。

髪の健康に必要な栄養素をバランスよく摂取!

健康で丈夫な髪を手に入れるためには、バランスのよい食事が基本です。揚げ物やスナック菓子など糖分・脂質の多い食事は頭皮の皮脂の分泌を活発にします。フケやかゆみの原因となるため控えめに!

髪の主成分となるタンパク質を多く含むのは肉や魚・大豆製品と、髪の生成に関わるミネラル・ビタミン・食物繊維を含んだ緑黄色野菜をバランスよく食べましょう。

栄養素別に髪のために意識して摂りたい食品は以下のとおりです。

・ビタミンAは頭皮粘膜を生成する
食品:レバー・うなぎ・卵黄・プロセスチーズ

・ビタミンB2は細胞の再生を促す
レバー・ぶり・さば・うなぎ

・ビタミンB1はアミノ酸の代謝を助ける
まぐろ・さけ・かぶ・キャベツ

・ビタミンEは抗酸化・血行促進作用がある
アーモンド・ナッツ・たらこ・うなぎ

・ビタミンCはコラーゲンの生成を促進させる
ブロッコリー・カリフラワー・芽キャベツ・ししとうがらし

良質な睡眠をとる

髪の毛は、夜寝ている間に成長します。夜更かしをすると毛をつくる毛母細胞の働きが低下してしまうので要注意。髪や皮膚は昼間の日光や紫外線によってダメージを受けます。それらは寝ている間に修復されるため、睡眠不足だと髪や皮膚の状態も悪くなります。

髪の成長に関わる成長ホルモンは、夜の22時から午前2時の間にもっとも多く分泌されるため、なるべく早めの就寝を心がけましょう。

休日の寝だめは睡眠の質を悪くするのでNG。規則正しい生活をおくり、良質な睡眠をとることが大切です。

ストレスケア

過度のストレスは自律神経やホルモンバランスを崩し、血行不良を起こします。毛根への栄養は血液によって運ばれるため、血流が悪くなると十分な栄養が届きません。また、自律神経は皮脂の分泌もコントロールするため、自律神経のバランスが悪いと頭皮の状態も悪くなります。

ストレスはなるべくため込まず、自分なりの発散方法をみつけてガス抜きしてあげましょう。さらに、食生活や生活リズムを整えストレスに強い体をつくることも大切です。ストレスへの抵抗力を高めるビタミンCを摂取したり、有酸素運動を取り入れたりするのもおすすめです。

育毛剤で頭皮ケアをする

育毛剤には保湿・血行促進・抗炎症・抗菌作用のある成分が配合されています。ミノキシジルなどの有効成分が配合される商品もあり、薄毛治療に有効な手段です。

医師の診断を受けることができないため使用はすべて自己責任になりますが、手軽に購入できるのがメリット。生活習慣の改善以外の薄毛対策方法として、または育毛のはじめの一歩にもってこいのアイテムです。

病院で受ける薄毛治療の内容

薄毛は皮膚科やAGA専門のクリニックで治療できます。幅広く専門的な治療を受けるのなら、AGAを専門としたクリニックがおすすめ。治療内容や費用について紹介しますので、受診を検討する際の目安にしてみてください。

治療内容

頭皮の症状や目的に合わせて内用薬・外用薬が処方されます。場合によって注射や超音波・レーザーでの治療が行われます。たとえば「発毛」を目指すのならば外用薬と内服薬の併用、「現状維持」を目的とする場合は内服薬のみといった具合です。

治療に使われる薬剤は、毛母細胞の働きを活性化させる「ミノキシジル」、AGAの原因である5αリダクターゼの活動を阻害する働きのある「フィナステリド」、「ザガーロ」などです。その他、髪の生成をサポートするビタミン類・ミネラル・アミノ酸・抗炎症剤なども処方されます。

※フィナステリドの服用は副作用のリスクがあるため男性に限られます。女性や未成年は服用できません。

治療費用の目安

病院での治療は内容にもよりますが、1ヶ月でだいたい30,000円前後と考えておけばいいでしょう。診察料や処方薬の価格は下記を目安にしてみてください。

プロペシア(フィナステリドを含有) 4,200円~
ザガーロ 4,800円~
ロゲイン(ミノキシジルを含有)5,800円~
診察料3,000円~ ※病院や診察内容により変動します。

病院での治療は保険適用外なので高額になるのがネック。
しかし、医師の的確な診断を受けることができ、今後の治療について相談できるというメリットがあります。

薄毛がつらいときの対策 まとめ

薄毛対策に知っておきたいポイントは下記の5つです。

・薄毛は遺伝子だけが原因ではない
・女性や若いひとでも薄毛になることがある
・病院での治療は高額だが、医師の的確な診断が受けられる
・生活習慣の改善や的確な治療で回復が見込める
・育毛剤での頭皮ケアも有効

薄毛は的確な治療に加え、髪によい生活を送ることで予防・改善が目指せます。ストレスは症状への悪化へつながることも。あまり追い込みすぎず、負担のかからない範囲でライフスタイルの改善を行うとよいでしょう。ときには専門家の力を借りるなどして、薄毛のつらい悩みを克服しましょう!

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