ビタミンC配合の育毛剤を解説。優れた育毛効果とは?

育毛剤にはその成分としてビタミンCを配合している商品も多く見られます。日常生活の中でよく耳にするビタミンCという成分ですが、実は非常に優れた育毛効果を持っています。今回の記事ではビタミンCに興味を持っているあなたのために、ビタミンCの育毛効果について徹底解説します。

 

頭皮にハリを取り戻せ!ビタミンCのコラーゲン生成効果とは?

ビタミンCを育毛剤に配合することで、期待できるのが頭皮のハリやうるおいを保つ効果です。ビタミンCには皮膚に存在する線維芽細胞を活性化する力が備わっています。線維芽細胞は肌にうるおいをキープして弾力をもたらす力を持つ下記の成分を作り出します。

・コラーゲン

・セラミド

・ヒアルロン酸

 

コラーゲンは肌だけでなく、骨・血管などにも存在します。全身に存在して人間の体を作っているのがこのコラーゲンです。コラーゲンはコラーゲン繊維と呼ばれる物質が3重に絡まり合った三重らせん構造をしています。ビタミンCはコラーゲンを生成するだけでなく、コラーゲン繊維を三重らせん構造に組み立てる際にも欠かせない成分です。このコラーゲンが肌に弾力を生み出します。

セラミドは角質という皮膚の表面にある細胞において、細胞と細胞の間を埋める油分です。セラミドには優れた保水効果があり、角質に水分をキープしてうるおいを保つ働きをしています。

ヒアルロン酸は人の体内にあるムコ多糖類と呼ばれる細胞間物質です。細胞間物質という名前が示す通り、細胞と細胞の間を埋める役割を果たしています。ヒアルロン酸はたった1gで6Lもの水分をキープできる抜群の保水力を備える成分です。ヒアルロン酸はセラミドとよく混同される成分になります。ただ、セラミドが皮膚の表面の角質層にあるのに対して、ヒアルロン酸は皮膚の内部の真皮の部分に存在するという違いがあります。

コラーゲン・セラミド・ヒアルロン酸を生み出す線維芽細胞の働きは年齢を重ねるごとに弱まっていきます。繊維芽細胞の働きが弱まると、その影響で肌のハリやうるおいが失われます。したがって、ビタミンCの力で繊維芽細胞の働きを活性化することで、頭皮のハリを保ち続けることができます。

また、コラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸という線維芽細胞で作り出される保水成分のうち、特に注目したいのがコラーゲンです。男性型脱毛症が進行すると、髪の毛の根元の毛包部分が小さくなる「毛包のミニチュア化現象」が発生することが分かっています。毛包のミニチュア化は毛包部分に存在する幹細胞の「毛包幹細胞」が縮小することで引き起こされます。

幹細胞は全ての細胞のベースになる細胞です。この幹細胞がベースとなり、幹細胞が変化する形でさまざまな細胞が作られます。幹細胞の中には皮膚の細胞に分化するものもあれば、骨に分化するものもあります。また、髪の毛を作る毛母細胞、髪の毛の生成指示を出す毛乳頭細胞に分化する幹細胞も存在します。

この幹細胞の役割を果たす毛包幹細胞が小さくなることで発生するのが毛包のミニチュア化。毛包がミニチュア化すると、生えてくる髪の毛も細くて弱々しいものになってしまい、少しの刺激で抜け落ちてしまいます。これにより抜け毛が増加して薄毛が進行するというのが男性型脱毛症で薄毛が進行するメカニズムです。

ただ、最近の研究で毛包幹細胞が小さくなるのは、毛包幹細胞を維持する働きをしているコラーゲンの不足が引き金になると分かりました。したがって、ビタミンCでコラーゲンの生成を促進することは、毛包のミニチュア化を防ぎ、ひいては抜け毛の抑制につながります。

 

細胞の老化による薄毛を防ぐビタミンC

育毛効果抜群のビタミンC。ただ、ビタミンCは育毛の世界で注目される以前から美容の世界では熱い視線を集めてきました。その理由がビタミンCに備わっている抗酸化作用の存在。

ビタミンCを配合した育毛剤を用いることによって期待できるのが、頭皮や毛母細胞の老化を防ぐという抗酸化作用。頭皮や毛母細胞が老化すると、髪の毛を生成する働きが衰え、それが薄毛につながります。この人間の老化には活性酸素と呼ばれる物質が関わっています。

人間の体はエネルギーを作り出す時、同時に活性酸素という物質も作り出します。活性酸素は人間の体の細胞を攻撃して破壊する働きを持つ物質です。この活性酸素によって体内の細胞が破壊されることによって生じるのが老化です。

この細胞にダメージを与える活性酸素を速やかに除去する力を持つのがビタミンCです。マウスを用いた実験でもビタミンCが不足すると、マウスの体内で活性酸素が増加するというデータが報告されています。

また、遺伝子を破壊してビタミンCを作れないようにしたマウスと通常のマウスの寿命を比較すると実験も行われています。その結果ですが、通常のマウスが24ヶ月生きるのに対して、ビタミンCが作れないマウスは6か月程度で死亡してしまいました。

加えて、ビタミンCが作れないマウスには、若いうちから老化現象が発生することも報告されました。この実験から、ビタミンCが老化を防ぐ上で大切な役割を果たしていることが分かります。

以上の実験からも分かる通り、ビタミンCを配合した育毛剤は、頭皮の細胞や毛母細胞の老化を抑えるのに高い効果が期待できます。細胞の老化を抑えて、髪の毛を生成する働きを維持するためには、積極的にビタミンC配合の育毛剤を用いるのが良いでしょう。

 

頭皮がべたつくあなたにおすすめ!皮脂を抑えるビタミンC

頭皮には皮脂という脂が分泌されています。シャンプーなどのCMで「皮脂を取り除く」といった表現が使われるように、皮脂は育毛において悪者扱いされています。ただ、皮脂が育毛にとって悪影響を与える成分であるかと言われると、必ずしもそうとは言い切れません。

皮脂には頭皮に皮脂膜という薄い膜を張る働きがあります。この皮脂膜が頭皮から外敵が侵入してくるのを防いだり、頭皮が乾燥するのを防ぎます。したがって、皮脂の分泌量が適量であれば、育毛にはプラスに働きます。

問題は皮脂が過剰に分泌されているケースです。このような場合、皮脂をエサにする雑菌が大量繁殖したり、皮脂で毛穴が詰まることがあります。これらが原因となり、頭皮の炎症が引き起こされることがあります。

皮脂を抑えるにあたっては、2つのアプローチが必要になります。それが下記の2つです。

 

・皮脂を生み出す皮脂腺の働きを抑えるアプローチ

・皮脂の排出を促すアプローチ

 

このうち皮脂の排出を促す成分としては、ビタミンAなどの存在が知られていました。ただ、皮脂腺を抑える効果を持つ成分というのはほとんどありません。そんな中で皮脂線に働きかける力を持つビタミンCは非常に貴重な存在になっています。

ビタミンCには皮脂を分泌する皮脂腺に働きかけて、皮脂の過剰分泌を抑える働きがあります。

ビタミンCには上記のような皮脂を抑制する働きが期待できます。そのため、頭皮がべとべとしているオイリー肌の人はビタミンC配合の育毛剤を使うことで、頭皮環境の改善効果を期待できます。

 

ビタミンC配合の育毛剤を使って血行促進

育毛においては血行を促進することが非常に大切です。体内の血の巡りを良くして、毛母細胞にたくさんの栄養が届くようにすることで、髪の毛の生成もスムーズに進みます。

育毛剤にビタミンCを配合することは、この血行促進にも優れた効果を発揮します。まず、ビタミンCには血液の通り道である血管を拡げる力があります。血管を拡げてやることにより、血管を通る血液の量も増えるため、体内の血行が改善します。

また、ビタミンCには血管の収縮運動を司る血管平滑筋細胞がその働きを停止するのを防ぐ力もあります。この血管平滑筋細胞の働きが低下すると、動脈硬化を引き起こしやすくなります。したがって、ビタミンCには動脈硬化を予防する働きもあります。

さらに、ビタミンCには血中のコレステロールをコントロールする力もあります。血中のコレステロール濃度が高くなると、血液をドロドロにして血流の悪化を引き起こします。ビタミンCは体内でコレステロールが過剰になると、蓄積したコレステロールを体外に排出してくれます。

 

ビタミンC配合育毛剤で、栄養素の吸収率をUPしよう!

 

 

ビタミンCと一緒に摂取することで6倍の吸収率が高まる鉄分

鉄分は血液中のヘモグロビンを生成するために使われる栄養素です。ヘモグロビンは血液を構成する赤血球に含まれており、体内で酸素を運搬する働きをしている成分です。ヘモグロビンが体内で不足すると、体内の血液の流れが悪化し、血行不良につながります。したがって、鉄分は体内の血行促進のために欠かすことのできない栄養素になります。

この鉄分と組み合わせて摂取することにより、鉄分の吸収を促進する力がビタミンCにはあります。鉄分の10倍のビタミンCを摂取することで、鉄分の吸収率が6倍に高まったというデータも報告されています。

 

 

育毛に欠かせない亜鉛の吸収率も高めるビタミンC

亜鉛は育毛には欠かせない栄養素です。育毛に亜鉛が欠かせない理由、それは髪の毛の原材料となるケラチンを生成する役割を持つためです。ケラチンは18種類のアミノ酸から構成されています。ただ、ケラチンを合成するには亜鉛の存在が欠かせません。アミノ酸をたくさん摂取しても、亜鉛が不足してしまうと、ケラチンをスムーズに合成することは出来ません。

また、亜鉛は男性型脱毛症の原因となる5αリダクターゼを抑制する働きも備えています。男性の薄毛の原因の90%以上を占めるのが、男性型脱毛症です。その発生原因は活性化した男性ホルモンが体内に存在する5αリダクターゼと結合することです。これによって生み出されたDHT(ジヒドロテストステロン)が毛乳頭細胞の働きを阻害するのがAGAの原因です。したがって、亜鉛を摂取して5αリダクターゼを抑制することは、男性型脱毛症の症状を抑える効果も期待できます。

ビタミンCはこの亜鉛と一緒に摂取することによって、亜鉛の吸収率を高める効果があります。

 

栄養を作り出す肝臓の働きを高めるビタミンC

ビタミンCには摂取した食材からエネルギーを作り出す肝臓の働きを高める力もあります。ビタミンCは肝臓において酵素の働きを活性化します。酵素の働きが活性化することによって、肝臓に蓄積している金属や化学物質などの排出を促進することが出来ます。

これにより肝臓の働きが高まるため、より多くの栄養素を生成できるようになり、育毛促進効果が期待できます。このような体を解毒する働きのことを「キレート作用」と呼んでいます。

 

 

ストレスがたまっているあなたにも、ビタミンC配合の育毛剤がおすすめ

薄毛が進行する要因の一つに、ストレスの影響を挙げることができます。過度なストレスにさらされる状態が続くと、睡眠不足や自律神経の乱れといった問題が引き起こされます。

特に睡眠不足は髪の毛の成長にとって、大きな弊害となります。髪の毛を成長させる成長ホルモンは夜中眠っている間に分泌されます。したがって、夜に眠れなくなって睡眠時間が不足すると、髪の毛の生成にも悪い影響を与えます。

このようなストレスの影響を緩和するのが副腎で作られる副腎皮質ホルモンです。ビタミンCはこの副腎皮質ホルモンを生成する際に必要になるビタミンです。したがって、ビタミンCをしっかりと摂取することで、ストレスによって髪の毛の生成に悪影響が出るのを防ぐことができます。

 

 

 

まとめ

ビタミンCにはさまざまな優れた育毛効果が備わっています。今回の記事で紹介したビタミンCの育毛効果は下記の通りです。

 

・頭皮にハリを与えて、皮脂の分泌を正常化することによる頭皮環境改善効果

・細胞や頭皮の老化を防ぐ抗酸化効果

・血管を広げて、コレステロールを減らすことによる血行促進効果

・肝臓の働きを高め、鉄分・亜鉛をはじめとした栄養素の吸収率を高める効果

・ストレスによる薄毛の進行を防ぐストレス緩和効果

 

このようにビタミンCには幅広い育毛効果が備わっていますが、中でも注目したいのはコラーゲンの生成を促進する効果。頭皮にハリを与えて頭皮環境を改善するのみならず、薄毛の進行を防ぐ可能性も指摘されています。

ビタミンCを配合している育毛剤には優れた育毛効果が期待できます。成分表を見て育毛剤にビタミンCが入っているかどうかを一つの基準にして育毛剤を選んでみるのも良いでしょう。

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